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ボシュリフ錠100mg

基本情報

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

商品名 ボシュリフ錠100mg
主成分 ボスチニブ水和物
分類名称 その他の腫瘍用薬
剤形 黄色の錠剤、長径約10.6mm、短径約5.5mm、厚さ約3.1mm
商品画像
製薬会社 ファイザー株式会社
効能 チロシンキナーゼ(Abl、Src)の活性を阻害することにより、白血病細胞の異常増殖を抑制します。
通常、慢性骨髄性白血病の治療に用いられます。
使用上の注意
  • 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。心臓の病気またはその既往歴、QT間隔延長のおそれまたはその既往歴がある、腎臓または肝臓に病気がある。
  • 妊娠、妊娠している可能性がある、授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
  • 用法・用量
  • 通常、成人は1回5錠(ボスチニブとして500mg)を1日1回食後に服用します。ただし、初発の慢性期の慢性骨髄性白血病の場合には、1回服用量は4錠(400mg)です。なお、状態により適宜増減されることがありますが、1回6錠(600mg)1日1回を超えません。必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 飲み忘れた場合は、12時間以内に1回分を飲んでください。12時間を超えた場合は、その薬は飲まずにとばして、次の決められた時間に1回分を飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、飲むのを止めないでください。
  • 生活上の注意
  • 骨髄抑制、感染症、出血があらわれることがあるため、定期的に血液検査が行われます。その場合には、指定された日時に検査を受けてください。
  • 体液貯留があらわれることがあるため、定期的に体重を測り、異常な増加がみられた場合には、医師に連絡してください。
  • グレープフルーツに含まれる成分によって、この薬の血中濃度が高くなり、副作用が強く出ることがありますので、一緒に飲むことは避けてください。
  • セイヨウオトギリソウ(セント・ジョーンズ・ワート)を含む食品によって、この薬の血中濃度が低くなり、作用が弱くなることがありますので、一緒に飲むことは避けてください。
  • めまい、疲労、視力障害などがあらわれることがありますので、車の運転や危険をともなう機械の操作は避けてください。
  • 妊娠する可能性がある女性は、この薬を使用している間および使用終了後一定期間は適切な避妊を行ってください。
  • 副作用 主な副作用として、下痢、吐き気、嘔吐、発疹、腹痛、疲労、食欲減退、頭痛、かゆみ、発熱、無力症などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
    まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
    このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 全身けん怠感、食欲不振、皮膚や白目が黄色くなる [肝炎、肝機能障害]
  • 泥状または水様の便 [重度の下痢]
  • 貧血症状(立ちくらみ、頭痛など)、発熱、出血傾向(皮下出血、鼻血など) [骨髄抑制(血小板減少、貧血、白血球減少、好中球減少、顆粒球減少など)]
  • 急激な体重の増加、呼吸困難 [体液貯留]
  • 顔面蒼白、呼吸困難、意識障害 [ショック、アナフィラキシー]
  • めまい、動悸、気を失う、胸痛、胸部圧迫感 [心障害(QT間隔延長、不整脈、心筋梗塞、心房細動など)]
  • 発熱、のどの痛み、腹痛 [感染症(鼻咽頭炎、胃腸炎、肺炎、尿路感染、敗血症など)]
  • 頭痛、腹痛、膣・眼・口腔内から出血する [出血(脳出血、胃腸出血、膣出血、眼出血、口腔内出血など)]
  • 激しい上腹部の痛み、背中の痛み、吐き気 [膵炎]
  • 息切れ・息苦しい、から咳、発熱 [間質性肺疾患]
  • 尿量が減る、むくみ、体がだるい [腎不全]
  • 呼吸困難、胸の痛み [肺高血圧症]
  • 意識の低下、尿量が減る、息苦しい [腫瘍崩壊症候群]
  • まぶたや眼の充血、唇や口内のただれ、発疹、みずぶくれ、発熱 [中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群、多形紅斑]

  • 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
    保管方法その他
  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、湿気を避けて室温(1~30℃)で保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄には注意が必要なため受け取った薬局や医療機関に相談してください。他の人に渡さないでください。
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    ※医薬品を使用するとき、疑問・心配があるときは医師、薬剤師にご相談ください。
    ※「薬検索:処方薬」では、「一般社団法人 くすりの適正使用協議会」が提供する「くすりのしおり®」のデータを利用しております。
    ※「薬検索:市販薬」では、セルフメディケーション・データベースセンターが提供するデータを利用しております。
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    薬効分類別数量

    各年代別の薬剤の処方数です。(2018年04月~2019年03月)
    ※厚生労働省の第5回NDBオープンデータ「外来(院外)_性年齢別薬効分類別数量」を基にしています。

    男性女性
    0~4歳00~4歳0
    5~9歳05~9歳0
    10~14歳010~14歳0
    15~19歳2,13815~19歳3,242
    20~24歳16,72320~24歳2,857
    25~29歳16,40125~29歳9,810
    30~34歳22,65030~34歳13,110
    35~39歳34,38035~39歳12,759
    40~44歳36,91840~44歳16,275
    45~49歳35,70545~49歳24,090
    50~54歳45,90450~54歳18,495
    55~59歳56,08455~59歳24,439
    60~64歳52,05560~64歳34,737
    65~69歳89,63365~69歳42,858
    70~74歳94,96070~74歳41,816
    75~79歳59,01675~79歳28,816
    80~84歳28,00980~84歳17,007
    85~89歳12,75685~89歳6,935
    90歳以上1,09690歳以上1,100