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ニシスタゴンカプセル50mg

基本情報

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

商品名 ニシスタゴンカプセル50mg
主成分 システアミン酒石酸塩
分類名称 解毒剤
剤形 白色のカプセル剤、短径5.5mm、長径15.6mm
商品画像
製薬会社 ヴィアトリス製薬株式会社
効能 全身に蓄積しているシスチンを取り除くことにより、病気の進行を遅らせます。
通常、腎性シスチン症の治療に用いられます。
使用上の注意
  • 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。消化性潰瘍または既往歴、嚥下困難、透析中、肝障害または既往歴がある。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
  • 用法・用量
  • 12歳未満または体重が50kg未満:通常、飲み始めは、システアミンとして1日維持量1.3g/m2(体表面積)の1/4~1/6を目安とした低用量を1日4回に分けて服用し、4~6週間以上かけて1日維持量1.3g/m2(体表面積)まで少しずつ増量されます。
    12歳以上かつ体重が50kg以上:通常、飲み始めは、システアミンとして1日維持量2gの1/4~1/6を目安とした低用量を1日4回に分けて服用し、4~6週間以上かけて1日維持量2gまで少しずつ増量されます。
    なお、症状に応じて適宜増減されますが、1日1.95g/m2(体表面積)を超えて飲むことはありません。
    本剤は1カプセル中システアミンとして50mgを含有します。いずれの場合も、必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 酸性の飲料水(オレンジジュースなど)と一緒に飲むとこの薬が固まったりすることがあるので、避けてください。
  • 脂肪分やたんぱく質の多い食事のあとの服用は避けてください。
  • 誤嚥による窒息の危険性がある小児、高齢者が服用する場合には十分気をつけてください。
  • 飲み忘れた場合、絶対に2回分を一度に飲んではいけません。気がついた時に、1回分を飲んでください。
    ただし、次の飲む時間が近い場合は1回飛ばして、次の時間に1回分飲んでください。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、飲むのを止めないでください。
  • 生活上の注意
  • 眠気があらわれることがあるので、車の運転など、危険を伴う機械の操作に気をつけてください。
  • この薬を服用中は、定期的に血液や皮膚の検査、必要に応じて骨の検査が行われます。
  • 副作用 主な副作用として、嘔吐、吐き気、下痢、食欲不振、嗜眠、発熱、腹痛、消化不良、頭痛、発疹などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
    まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
    このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • からだがだるい、発熱、まぶたや眼の充血 [中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群、多形紅斑]
  • 頭痛、吐き気、嘔吐、視力の低下 [良性頭蓋内圧亢進(偽性脳腫瘍)、視神経乳頭浮腫]
  • けいれん、意識の低下、考えがまとまらない、判断力の低下 [痙攣、脳症]
  • 胃の痛み、吐き気、嘔吐、腹痛 [消化性潰瘍、消化管出血]
  • 関節の痛み、発熱 [間質性腎炎]

  • 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
    保管方法その他
  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、湿気を避けて室温(1~30℃)で保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄方法がわからない場合は受け取った薬局や医療機関に相談してください。他の人に渡さないでください。
  • 同じ薬効の薬を探す 解毒剤
    同じ成分の薬を探す システアミン酒石酸塩
    同じ製薬会社の薬を探す ヴィアトリス製薬株式会社

    ※医薬品を使用するとき、疑問・心配があるときは医師、薬剤師にご相談ください。
    ※「薬検索:処方薬」では、「一般社団法人 くすりの適正使用協議会」が提供する「くすりのしおり®」のデータを利用しております。
    ※「薬検索:市販薬」では、セルフメディケーション・データベースセンターが提供するデータを利用しております。
    ※なお、当サービスによって生じた損害について、シミックソリューションズ株式会社及びくすりの適正使用協議会、セルフメディケーション・データベースセンターではその賠償の責任を一切負わないものとします。

    薬効分類別数量

    各年代別の薬剤の処方数です。(2018年04月~2019年03月)
    ※厚生労働省の第5回NDBオープンデータ「外来(院外)_性年齢別薬効分類別数量」を基にしています。

    男性女性
    0~4歳00~4歳0
    5~9歳05~9歳0
    10~14歳010~14歳0
    15~19歳015~19歳0
    20~24歳020~24歳0
    25~29歳025~29歳0
    30~34歳5,60030~34歳0
    35~39歳10,13635~39歳4,504
    40~44歳1,77640~44歳4,368
    45~49歳045~49歳0
    50~54歳050~54歳0
    55~59歳055~59歳0
    60~64歳060~64歳0
    65~69歳065~69歳0
    70~74歳070~74歳0
    75~79歳075~79歳0
    80~84歳080~84歳0
    85~89歳085~89歳0
    90歳以上090歳以上0