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デカドロン錠4mg

基本情報

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

商品名 デカドロン錠4mg
主成分 デキサメタゾン
分類名称 副腎ホルモン剤
剤形 淡赤色の五角形の錠剤、直径7.4mm、厚さ2.8mm
商品画像
製薬会社 日医工株式会社
効能 合成副腎皮質ホルモン(ステロイドホルモン)製剤で、炎症やアレルギー症状を改善する作用や、免疫反応を抑える作用などさまざまな働きがあります。
通常、免疫疾患、アレルギー疾患、炎症性疾患など、広い範囲の疾患に用いられますが、病気の原因そのものを治す薬ではありません。
使用上の注意
  • 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。感染症、全身の真菌症、消化性潰瘍、精神病、結核、単純疱疹性角膜炎、後嚢白内障、緑内障、高血圧症、体がむくみやすい、血栓症、最近内臓手術を受けた、急性心筋梗塞を起こしたことがある、コントロール不良の糖尿病がある。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
  • 用法・用量
  • 関節リウマチなど:通常、成人は1日主成分として0.5~8mgを1~4回に分けて服用しますが、治療を受ける疾患や年齢・症状により適宜増減されます。
    抗悪性腫瘍剤投与に伴う悪心・嘔吐
    :通常、成人は1日1~5錠(主成分として4~20mg)を1~2回に分けて服用しますが、最大量は1日5錠(20mg)までとなっています。
    全身性ALアミロイドーシス:他の薬剤との併用において、通常、成人は1日10錠(主成分として40mg)を1、8、15、22日目に服用します。28日を1サイクルとして、最大6サイクルまで服用を繰り返します。
    本剤は1錠中に主成分4mgを含有します。いずれの場合も、必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 飲み忘れた場合は、気がついたときにできるだけ早く飲んでください。ただし、次に飲む時間が近い場合は、飲み忘れた分は飲まないで1回分を飛ばし、次に飲む時間に1回分を飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。
  • 生活上の注意
  • 水疱瘡または麻疹にかかると重大な経過をたどることがあるので、注意してください。
  • 副作用 主な副作用として、満月様顔貌、食欲亢進、体重増加、むくみ、不眠などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
    まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
    このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 発熱、咽頭痛、咳 [誘発感染症、感染症の増悪]
  • 全身倦怠感、吐き気・嘔吐、口渇 [続発性副腎皮質機能不全、糖尿病]
  • みぞおちの痛みや圧痛、胸やけ、嘔吐 [消化性潰瘍、消化管穿孔、膵炎]
  • 妄想、憂うつとなり、意欲が低下した状態、筋肉が発作的に収縮する状態 [精神変調、うつ状態、けいれん]
  • 腰背部の痛み、歩くときや立ち上がるときの股関節の痛み、筋肉のこわばり [骨粗鬆症、大腿骨および上腕骨などの骨頭無菌性壊死、ミオパシー、脊椎圧迫骨折、長骨の病的骨折]

  • 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
    保管方法その他
  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。
  • 生ワクチンの接種を受けるときは、必ず医師に相談してください。
  • 同じ薬効の薬を探す 副腎ホルモン剤
    同じ成分の薬を探す デキサメタゾン
    同じ製薬会社の薬を探す 日医工株式会社

    ※医薬品を使用するとき、疑問・心配があるときは医師、薬剤師にご相談ください。
    ※「薬検索:処方薬」では、「一般社団法人 くすりの適正使用協議会」が提供する「くすりのしおり®」のデータを利用しております。
    ※「薬検索:市販薬」では、セルフメディケーション・データベースセンターが提供するデータを利用しております。
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    薬効分類別数量

    各年代別の薬剤の処方数です。(2018年04月~2019年03月)
    ※厚生労働省の第5回NDBオープンデータ「外来(院外)_性年齢別薬効分類別数量」を基にしています。

    男性女性
    0~4歳1,6520~4歳1,210
    5~9歳3,7295~9歳2,510
    10~14歳3,02210~14歳2,750
    15~19歳1,32315~19歳1,433
    20~24歳1,23820~24歳1,833
    25~29歳2,50525~29歳4,656
    30~34歳3,17030~34歳12,324
    35~39歳6,49235~39歳26,810
    40~44歳13,19040~44歳49,396
    45~49歳23,17545~49歳73,905
    50~54歳30,91850~54歳77,422
    55~59歳40,84355~59歳86,473
    60~64歳70,65660~64歳95,268
    65~69歳121,24665~69歳127,345
    70~74歳117,71970~74歳112,052
    75~79歳92,33175~79歳70,435
    80~84歳52,66080~84歳39,689
    85~89歳25,96885~89歳19,876
    90歳以上8,11190歳以上9,548