お薬検索

アデムパス錠1.0mg

基本情報

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

商品名 アデムパス錠1.0mg
主成分 リオシグアト
分類名称 その他の循環器官用薬
剤形 微黄色の錠剤、直径6mm、厚さ2.8mm
商品画像
製薬会社 MSD株式会社
効能 血管内皮細胞に存在する可溶性グアニル酸シクラーゼ(sGC)を刺激し、細胞内環状グアノシン一リン酸(cGMP)の生成を促進して、血管を弛緩させることにより肺動脈圧を低下させます。
通常、慢性血栓塞栓性肺高血圧症や肺動脈性肺高血圧症の治療に用いられます。
使用上の注意
  • 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。肝機能障害がある。腎機能障害があるまたは透析をしている。低血圧、肺静脈閉塞性疾患がある。喫煙者。
  • 妊娠あるいは妊娠している可能性がある、または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
  • 用法・用量
  • 通常、成人は主成分として1回1.0mgを1日3回服用から開始します。医師が症状を確認しながら適宜調節し、至適用量(1回0.5~2.5mg)を決定します。増量の場合は2週間間隔で1回用量を0.5mgずつ増量されますが、最高用量は1回2.5mg1日3回までとされています。減量の場合は1回用量を0.5mgずつ減量されます。医師が至適用量を決定した後は、その用量を維持します。用量維持期においても、最高用量は1回2.5mg1日3回までとされています。低血圧症状を示すなど、忍容性がない場合には1回用量を0.5mgずつ減量されます。本剤は1錠中に主成分1.0mgを含有します。必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 飲み忘れた場合は、次の飲む時間までに6時間以上ある場合には、すぐに1回分を飲んでください。6時間未満の場合には1回分をとばして、次の服用時間に1回分を飲んでください。決して2回分を一度に飲んではいけません。3日間以上飲み忘れた場合には、飲む量の再調節が必要となりますので、使用再開について医師に相談してください。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。ひどい血圧低下(脱力感、めまい、ふらつき、立ちくらみ、気を失う)があらわれることがあります。これらの症状があらわれた場合は、使用を中止し、ただちに医師に連絡してください。
  • 医師の指示なしに、飲むのを止めないでください。
  • 生活上の注意
  • 呼吸がはやくなる、脈が速くなる、横になるより座っているときに呼吸が楽になる、息苦しい、息をするときゼーゼー鳴る、咳、痰があらわれた場合は、使用を中止し、ただちに医師に連絡してください。
  • めまいがあらわれることがありますので、高所作業や自動車や機械の運転操作をする場合には十分注意してください。
  • 喫煙によって、この薬の作用が低下することがあるので、喫煙はひかえてください。
  • 妊娠する可能性のある人は、必要に応じて妊娠検査を行い、この薬を使用している間は避妊してください。妊娠した場合または妊娠の疑いがある場合は、ただちに医師に連絡してください。
  • セイヨウオトギリソウ(セント・ジョーンズ・ワート)はこの薬の作用を弱めますので、これを含む食品は控えてください。
  • 副作用 主な副作用として、めまい、頭痛、消化不良、低血圧、潮紅(ほてり)、吐き気、下痢、貧血などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
    まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
    このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 咳と一緒に血が出る [喀血、肺出血]

  • 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
    保管方法その他
  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄方法がわからない場合は受け取った薬局や医療機関に相談してください。他の人に渡さないでください。
  • 同じ薬効の薬を探す その他の循環器官用薬
    同じ成分の薬を探す リオシグアト
    同じ製薬会社の薬を探す MSD株式会社

    ※医薬品を使用するとき、疑問・心配があるときは医師、薬剤師にご相談ください。
    ※「薬検索:処方薬」では、「一般社団法人 くすりの適正使用協議会」が提供する「くすりのしおり®」のデータを利用しております。
    ※「薬検索:市販薬」では、セルフメディケーション・データベースセンターが提供するデータを利用しております。
    ※なお、当サービスによって生じた損害について、シミックソリューションズ株式会社及びくすりの適正使用協議会、セルフメディケーション・データベースセンターではその賠償の責任を一切負わないものとします。

    薬効分類別数量

    各年代別の薬剤の処方数です。(2018年04月~2019年03月)
    ※厚生労働省の第5回NDBオープンデータ「外来(院外)_性年齢別薬効分類別数量」を基にしています。

    男性女性
    0~4歳00~4歳0
    5~9歳05~9歳0
    10~14歳5,65210~14歳1,227
    15~19歳2,92415~19歳4,071
    20~24歳020~24歳4,596
    25~29歳5,15125~29歳4,509
    30~34歳5,18430~34歳13,639
    35~39歳6,95135~39歳14,070
    40~44歳11,78440~44歳18,782
    45~49歳13,47845~49歳49,982
    50~54歳20,24450~54歳73,377
    55~59歳21,32855~59歳42,649
    60~64歳21,16560~64歳76,235
    65~69歳47,65065~69歳138,741
    70~74歳46,22770~74歳122,894
    75~79歳46,71875~79歳186,287
    80~84歳27,80380~84歳145,308
    85~89歳12,81985~89歳62,059
    90歳以上1,96290歳以上10,961