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イーケプラドライシロップ50%

基本情報

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

商品名 イーケプラドライシロップ50%
主成分 レベチラセタム
分類名称 抗てんかん剤
剤形 白色~微黄白色のドライシロップ剤
商品画像
製薬会社 ユーシービージャパン株式会社
効能 脳内の神経の過剰な興奮を抑えて、てんかんの発作を抑制します。
通常、てんかんの部分発作の治療、または他の抗てんかん薬と併用して強直間代発作の治療に用いられます。
使用上の注意
  • 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。腎障害、肝障害、フェニルケトン尿症がある。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
  • 用法・用量
  • 部分発作(二次性全般化発作を含む):
    成人:通常、成人は1日2g(主成分として1,000mg)を1日2回に分けて用時溶解して服用します。症状により適宜増減されますが、増量は2週間以上の間隔をあけて1日用量として2g(1,000mg)以下ずつ行います。1日の最高用量は6g(3,000mg)までです。
    小児:通常、生後6ヵ月以上の小児は1日40mg/kg(主成分として20mg/kg)を1日2回に分けて用時溶解して服用します。症状により適宜増減されますが、増量は2週間以上の間隔をあけて1日用量として40mg/kg(20mg/kg)以下ずつ行います。1日の最高用量は120mg/kg(60mg/kg)までです。ただし、体重50kg以上の小児は成人と同じ用量を服用します。
    通常、生後1ヵ月以上6ヵ月未満の小児は1日28mg/kg(主成分として14mg/kg)を1日2回に分けて用時溶解して服用します。症状により適宜増減されますが、増量は2週間以上の間隔をあけて1日用量として28mg/kg(14mg/kg)以下ずつ行います。1日の最高用量は84mg/kg(42mg/kg)までです。
    強直間代発作:
    成人:通常、成人は1日2g(主成分として1,000mg)を1日2回に分けて用時溶解して服用します。症状により適宜増減されますが、増量は2週間以上の間隔をあけて1日用量として2g(1,000mg)以下ずつ行います。1日の最高用量は6g(3,000mg)までです。
    小児:通常、4歳以上の小児は1日40mg/kg(主成分として20mg/kg)を1日2回に分けて用時溶解して服用します。症状により適宜増減されますが、増量は2週間以上の間隔をあけて1日用量として40mg/kg(20mg/kg)以下ずつ行います。1日の最高用量は120mg/kg(60mg/kg)までです。ただし、体重50kg以上の小児は成人と同じ用量を服用します。本剤は1g中に主成分500mgを含有します。必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 飲み忘れた場合は、気がついた時に1回分を飲んでください。ただし、次の飲む時間が6時間以内の場合は1回とばして、次の時間に1回分を飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、飲むのを止めないでください。
  • 生活上の注意
  • 服用中は、眠気、記憶力・集中力・反射能力の低下などがあらわれることがありますので自動車の運転など、危険を伴う機械の操作はしないでください。
  • ちょっとした刺激で気持ちや体の変調をきたす、意識の混乱、あせる、興奮しやすい、攻撃的になるなどの精神症状があらわれ、自殺企図に至ることもありますので、服用中に気分の変化がみられた場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 副作用 主な副作用として、鼻咽頭炎、傾眠、頭痛、浮動性めまい、下痢、挫傷、運動緩慢などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
    まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
    このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 発熱、紅斑、水疱・びらん [中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群]
  • 発疹、発熱、肝機能障害 [薬剤性過敏症症候群]
  • 出血傾向、発熱、のどの痛み [重篤な血液障害(汎血球減少、無顆粒球症、白血球減少、好中球減少、血小板減少)]
  • 全身倦怠感、食欲不振、皮膚や白目が黄色くなる [肝不全、肝炎]
  • 激しい上腹部の痛み、発熱、吐き気 [膵炎]
  • ちょっとした刺激で気持ちや体の変調をきたす、攻撃的になる、自殺を企てる [攻撃性、自殺企図]
  • 筋肉痛、脱力感、赤褐色尿 [横紋筋融解症]
  • 尿量減少、むくみ、全身倦怠感 [急性腎障害]
  • 急激な発熱、筋肉のこわばり、頻脈 [悪性症候群]

  • 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
    保管方法その他
  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄方法がわからない場合は受け取った薬局や医療機関に相談してください。他の人に渡さないでください。
  • [ご家族の方へ]攻撃的になる、死にたいという気持ちになるなどの症状があらわれる可能性について医師から十分に説明を受けて、患者さんのいつもと違う言動や症状に気づいた場合は、医師または薬剤師に申し出てください。
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    ※医薬品を使用するとき、疑問・心配があるときは医師、薬剤師にご相談ください。
    ※「薬検索:処方薬」では、「一般社団法人 くすりの適正使用協議会」が提供する「くすりのしおり®」のデータを利用しております。
    ※「薬検索:市販薬」では、セルフメディケーション・データベースセンターが提供するデータを利用しております。
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    薬効分類別数量

    各年代別の薬剤の処方数です。(2018年04月~2019年03月)
    ※厚生労働省の第5回NDBオープンデータ「外来(院外)_性年齢別薬効分類別数量」を基にしています。

    男性女性
    0~4歳355,9190~4歳288,020
    5~9歳1,473,2145~9歳1,359,604
    10~14歳1,235,43210~14歳1,032,129
    15~19歳769,61915~19歳628,858
    20~24歳631,67620~24歳443,242
    25~29歳436,13125~29歳363,733
    30~34歳303,23830~34歳259,715
    35~39歳251,37835~39歳243,754
    40~44歳204,25540~44歳190,473
    45~49歳210,63245~49歳153,035
    50~54歳171,95650~54歳123,685
    55~59歳177,81455~59歳146,392
    60~64歳188,17260~64歳155,472
    65~69歳335,31765~69歳297,897
    70~74歳340,43870~74歳360,674
    75~79歳370,78375~79歳475,201
    80~84歳351,14980~84歳645,073
    85~89歳266,59285~89歳658,525
    90歳以上125,52090歳以上520,790