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ギリアデル脳内留置用剤7.7mg

基本情報

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

商品名 ギリアデル脳内留置用剤7.7mg
主成分 カルムスチン
分類名称 アルキル化剤
剤形 微黄白色~微黄色の円盤状の脳内留置用徐放製剤、直径約14.0mm、厚さ約1.3mm
商品画像
製薬会社 エーザイ株式会社
効能 DNAをアルキル化し、核酸合成を阻害することで、がん細胞の増殖をおさえます。
通常、悪性神経膠腫に対して手術時に使用されます。
使用上の注意
  • 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。
  • 妊娠、妊娠している可能性がある、授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
  • 用法・用量
  • 通常、成人は手術により患部を切除した後、切除面を覆うように脳内に直接使用します。
  • 症状や患部の状態などにあわせて、使用量、使用方法などは医師が決め、手術時に使用します。
  • 生活上の注意
  • この薬を使用した場合、本人およびそのパートナーの方は一定期間は妊娠しないようにしてください。避妊法および避妊期間については医師の指導をうけてください。
  • 副作用 主な副作用として、脳浮腫、発熱、片まひ(不全片まひを含む)、吐き気、嘔吐、食欲減退、頭痛などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
    まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
    このような場合には、すぐに医師の診療を受けてください。
  • けいれん [痙攣、大発作痙攣]
  • 頭痛、嘔吐、めまい、片まひ、視力障害 [脳浮腫、頭蓋内圧上昇、水頭症、脳ヘルニア]
  • きずが治りにくい [創傷治癒不良]
  • 発熱、頭痛、嘔吐、意識障害 [感染症(創傷感染、膿瘍、髄膜炎)]
  • 手足のしびれ、片まひ、下肢のむくみ、胸痛、呼吸困難 [血栓塞栓症(脳梗塞、深部静脈血栓症、肺塞栓)]
  • 片まひ、吐き気、嘔吐、頭痛、意識障害 [出血(腫瘍出血、脳出血、頭蓋内出血)]

  • 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
    保管方法その他
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    ※医薬品を使用するとき、疑問・心配があるときは医師、薬剤師にご相談ください。
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