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タコシール組織接着用シート[9.5cm×4.8cm]

基本情報

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

商品名 タコシール組織接着用シート[9.5cm×4.8cm]
主成分 ヒトフィブリノゲン、トロンビン
分類名称 血液製剤類
剤形 シート状外用剤
商品画像
製薬会社 CSLベーリング株式会社
効能 血液凝固作用を応用した生理的なシート状組織接着剤で、血液凝固に必要なフィブリノゲンとトロンビンをウマコラーゲンシートに固着させています。
通常、肝臓外科・肺外科・心臓血管外科・産婦人科・泌尿器外科領域の手術時に、組織の接着・閉鎖に使用されます。
使用上の注意
  • 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。
  • 貧血、免疫不全または免疫低下状態(感染症にかかりやすいなど)である。
  • 以前にこの薬を使用したと医師または薬剤師からいわれたことがある。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
  • 用法・容量
  • 通常、適切な大きさにして、手術時、必要部位に貼付し、3~5分間圧迫します。
  • 生活上の注意
    副作用 副作用として、発熱、発疹、気胸(急に起こる胸の痛み、呼吸困難)、胸水(から咳、息苦しさ、胸の痛み、時に発熱)、痛みなどが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
    まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
    このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 血圧低下、息苦しい、蕁麻疹 [ショック]
  • 局所痛、熱感、腫れ [膿瘍]

  • 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
    保管方法その他
  • 血液を原料とした製剤なので、感染症を防止するために原料血漿の検査やウイルスの不活化・除去処理を行っていますが、ウイルス感染、プリオン感染の可能性を完全に否定することはできません。現在までにこの薬剤が原因とされる感染は報告されていません。
  • この薬を使うときは、病院で氏名、住所を記録し20年間保存します。この記録は、調査上必要と認められた場合医薬品会社などへ提供することがあります。
  • ウマ由来の成分を含んでいるので、今後本剤の再使用およびこれらを含む他の製剤を使用した場合、過敏症を発現する可能性があります。診療を受ける際医師または薬剤師に、「タコシールによる治療を受けたことがある」旨伝えてください。
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    同じ製薬会社の薬を探す CSLベーリング株式会社

    ※医薬品を使用するとき、疑問・心配があるときは医師、薬剤師にご相談ください。
    ※「薬検索:処方薬」では、「一般社団法人 くすりの適正使用協議会」が提供する「くすりのしおり®」のデータを利用しております。
    ※「薬検索:市販薬」では、セルフメディケーション・データベースセンターが提供するデータを利用しております。
    ※なお、当サービスによって生じた損害について、シミックソリューションズ株式会社及びくすりの適正使用協議会、セルフメディケーション・データベースセンターではその賠償の責任を一切負わないものとします。