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カルコーパ配合錠L250

基本情報

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

商品名 カルコーパ配合錠L250
主成分 レボドパ、カルビドパ水和物
分類名称 抗パーキンソン剤
剤形 うすい紅色の割線入り錠剤、直径約11.0mm、厚さ4.4mm
商品画像
製薬会社 共和薬品工業株式会社
効能 レボドパとカルビドパの配合剤です。レボドパは、ドパミンに変わり、脳内に取り込まれて、不足しているドパミンを補い、パーキンソン病を改善します。カルビドパは、レボドパの脳への移行を高めます。パーキンソン病並びにパーキンソン症候群に伴う無動~寡動、筋硬直、振戦に奏効し、日常生活動作を改善します。また、その他の随伴症状も改善します。
通常、パーキンソン病、パーキンソン症候群の治療に用いられます。
使用上の注意
  • 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。緑内障
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
  • 用法・容量
  • レボドパ未服用患者:通常、成人は1回レボドパ量として100~125mg、1日100~300mgから服用をはじめ、毎日または隔日に100~125mgずつ増量し、最適量を定め維持量(標準;レボドパ量として1回200~250mg、1日3回)とします。症状により適宜増減しますが1日1,500mgを超えません。
    レボドパ既服用患者
    :通常、成人はレボドパ単味製剤の服用後、少なくとも8時間の間隔をおいてから、1日維持量の約1/5量に相当するレボドパ量を目安として初回量をきめ、1日3回に分けて服用します。以後、症状により適宜増減して最適量を定め維持量(標準;レボドパ量として1回200~250mg、1日3回)とします。1日1,500mgを超えません。
    本剤は1錠中にレボドパとして250mgを含有します。必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 飲み忘れた場合は、気がついた時点で1回分を飲んでください。ただし、次の飲む時間が近い場合は、忘れた分を飲まないで、次の飲む時間に1回分を飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。
  • 生活上の注意
  • 突発的な睡眠、意識がぼんやりする、注意力・集中力・反射機能などの低下が起こることがありますので、自動車の運転など、危険を伴う機械の操作は避けてください。
  • 汗、尿、唾液が黒くなることがありますので、その場合は医師、薬剤師に相談してください。
  • 副作用 主な副作用として、吐き気、食欲不振、嘔吐、不随意運動(震え、舌やあごが絶え間なく勝手に動く)、起立性低血圧(立ちくらみ)、発疹、貧血などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
    まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
    このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 高い熱がでる、筋肉がこわばる、手足が震えけいれんする [Syndrome malin]
  • 時間・場所などが判らない、ない物が見えたりない音が聞こえる、全身がだるい [錯乱、幻覚、抑うつ]
  • みぞおちが痛む、押すと痛みを感じる、吐く [胃潰瘍・十二指腸潰瘍の悪化]
  • 全身がだるい、皮膚や白目が黄色くなる、赤褐色の尿 [溶血性貧血、血小板減少]
  • 突然眠たくなる [突発的睡眠]

  • 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
    保管方法その他
  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。
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    ※医薬品を使用するとき、疑問・心配があるときは医師、薬剤師にご相談ください。
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