お薬検索

バイエッタ皮下注5μgペン300

基本情報

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

商品名 バイエッタ皮下注5μgペン300
主成分 エキセナチド
分類名称 その他のホルモン剤(抗ホルモン剤を含む)
剤形 無色澄明の注射剤
商品画像
製薬会社 アストラゼネカ株式会社
効能 グルカゴン様ペプチド-1(GLP-1)受容体作動薬とよばれる薬です。GLP-1受容体を介して、グルコース濃度に依存したインスリン分泌を促進し、またグルカゴン分泌を抑制することで、血糖コントロールを改善します。
通常、2型糖尿病の治療に用いられます。
使用上の注意
  • 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。糖尿病性ケトアシドーシス、糖尿病性昏睡、前昏睡、1型糖尿病、感染症、透析中、腎機能障害
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
  • 用法・用量
  • 通常、成人は主成分として1回5μgを1日2回朝夕食前60分以内に皮下注射します。使用開始1ヵ月以上経過を目安とし、状態により最大1回10μgまで増量されますが、注射量は医師が決めます。必ず指示された使用方法に従ってください。
  • バイエッタ皮下注5μgペン300は、1回5μgを注射することができる固定用量のペン製剤です。
  • 1本の製剤を他の人と共用しないでください。
  • 注射を忘れた場合は担当の医師に相談してください。絶対に2回分を一度に注射してはいけません。
  • 誤って多く注射した場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で注射を止めないでください。
  • 生活上の注意
  • 指示された食事療法、運動療法があれば、これを守ってください。
  • スルホニルウレア剤など他の糖尿病用薬との併用により、低血糖〔高度な空腹感、脱力感、振戦(手足の震え)〕を起こすことがあります。特に高所作業や自動車の運転など危険を伴う作業に従事するときには、十分に注意してください。低血糖についての注意は家族やまわりの方にも知らせてください。低血糖症状があらわれた場合、糖質を含む食品や砂糖を直ぐにとってください。
  • 副作用 主な副作用として、低血糖症状、吐き気、便秘、食欲減退、嘔吐、腹部不快感などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
    まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
    このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 高度な空腹感、脱力感、振戦(手足の震え) [低血糖]
  • むくみ、全身のけいれん、貧血 [腎不全]
  • 嘔吐を伴うような持続的なおなかの痛み、発熱、吐き気 [急性膵炎]
  • 呼吸困難、発汗、全身の発疹、まぶた・口唇の腫れ、じんましん [アナフィラキシー反応、血管浮腫]
  • 排便・排ガスの停止、腹部膨満、持続する腹痛、嘔吐 [腸閉塞]

  • 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
    保管方法その他
  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、光を避けて保管してください。未使用のものは凍結を避けて冷蔵庫など(2~8℃)で保管してください。使用中のものは25℃以下で保存し、30日以内に使用してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄については、受け取った薬局や医療機関に相談してください。
  • 同じ薬効の薬を探す その他のホルモン剤(抗ホルモン剤を含む)
    同じ成分の薬を探す エキセナチド
    同じ製薬会社の薬を探す アストラゼネカ株式会社

    ※医薬品を使用するとき、疑問・心配があるときは医師、薬剤師にご相談ください。
    ※「薬検索:処方薬」では、「一般社団法人 くすりの適正使用協議会」が提供する「くすりのしおり®」のデータを利用しております。
    ※「薬検索:市販薬」では、セルフメディケーション・データベースセンターが提供するデータを利用しております。
    ※なお、当サービスによって生じた損害について、シミックソリューションズ株式会社及びくすりの適正使用協議会、セルフメディケーション・データベースセンターではその賠償の責任を一切負わないものとします。