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シクロスポリンカプセル25mg「BMD」[自己免疫疾患用]

基本情報

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

商品名 シクロスポリンカプセル25mg「BMD」[自己免疫疾患用]
主成分 シクロスポリン
分類名称 他に分類されない代謝性医薬品
剤形 黄白色不透明の軟カプセル剤、長径約12mm、短径約6mm
商品画像
製薬会社 富士製薬工業株式会社
効能 免疫に関わる血液中のT細胞の働きを阻害することで強力な免疫抑制作用を示し、自己免疫疾患の症状を抑えます。
通常、眼症状のあるベーチェット病およびその他の非感染性ぶどう膜炎、乾癬、再生不良性貧血、赤芽球癆、ネフローゼ症候群、全身型重症筋無力症、アトピー性皮膚炎の治療に用いられます。
使用上の注意
  • 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。神経ベーチェット病、腎機能障害、肝機能障害、膵機能障害、高血圧症、感染症、悪性腫瘍または既往歴、予防接種の予定がある。
  • 妊娠または妊娠している可能性がある、授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
  • 用法・用量
  • この薬は体重1kgあたりの用量で飲む量を決めます。この薬は1カプセル中に主成分25mgを含みますが、含有量が異なるカプセルと組み合わせて服用することもあります。
    ベーチェット病およびその他の非感染性ぶどう膜炎:通常、体重1kgあたり1回主成分として2.5mg〔体重50kgで5カプセル(主成分として125mg)〕を1日2回服用し、徐々に減量して維持量は体重1kgあたり1回1.5~2.5mg(体重50kgの場合、3~5カプセル(75~125mg)〕を1日2回服用します。
    乾癬:通常、体重1kgあたり1回主成分として2.5mg〔体重50kgで5カプセル(125mg)〕を1日2回服用し、徐々に減量して維持量は体重1kgあたり1回1.5mg〔体重50kgで3カプセル(75mg)〕を1日2回服用します。
    再生不良性貧血、赤芽球癆:通常、体重1kgあたり1回主成分として3mg〔体重50kgで6カプセル(150mg)〕を1日2回服用します。
    ネフローゼ症候群:通常、頻回再発型の成人は体重1kgあたり1回主成分として0.75mg(体重50kgで37.5mg)、頻回再発型の小児は体重1kgあたり1回1.25mgを1日2回服用します。ステロイド抵抗性を示す成人は体重1kgあたり1回1.5mg〔体重50kgで3カプセル(75mg)〕、ステロイド抵抗性を示す小児は体重1kgあたり1回2.5mgを1日2回服用します。
    全身型重症筋無力症:通常、体重1kgあたり1回主成分として2.5mg〔体重50kgで5カプセル(125mg)〕を1日2回服用します。標準維持量は体重1kgあたり1回1.5mg〔体重50kgで3カプセル(75mg)〕を1日2回服用します。
    アトピー性皮膚炎:通常、成人は体重1kgあたり1回主成分として1.5mg〔体重50kgで3カプセル(75mg)〕を1日2回服用します。症状により適宜増減されますが、体重1kgあたり1回2.5mg〔体重50kgで5カプセル(125mg)〕を超えることはありません。
    いずれの場合も、症状により適宜増減されます。必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 飲み忘れた場合は気がついたときにできるだけ早く1回分を飲んでください。ただし、次に服用する時間は5時間以上間隔をあけてください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。
  • 生活上の注意
  • 免疫が抑えられて感染しやすくなるおそれがあります。まめな手洗い、うがい、歯みがきをして清潔に心がけてください。
  • グレープフルーツジュース、セイヨウオトギリソウ(セント・ジョーンズ・ワート)含有健康食品はこの薬の作用を強めたり弱めたりして、効果に影響を及ぼすことが知られていますので、摂取は控えてください。
  • 副作用 主な副作用として、多毛、手足の震え、歯肉肥厚、発熱、吐き気、嘔吐、頭痛、めまい、発疹などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
    まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
    このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 尿量減少、浮腫、倦怠感 [腎障害]
  • 倦怠感、食欲不振、手や白目が黄色くなる [肝障害、肝不全]
  • 発熱、息苦しい、発疹 [感染症]
  • けいれん、意識障害、視覚障害 [脳症、神経ベーチェット病症状]
  • 胃のあたりが激しく痛む、発熱、吐き気 [急性膵炎]

  • 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
    保管方法その他
  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄については受け取った薬局や医療機関に相談してください。
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    ※医薬品を使用するとき、疑問・心配があるときは医師、薬剤師にご相談ください。
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