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シクロスポリンカプセル10mg「日医工」[自己免疫疾患用]

基本情報

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

商品名 シクロスポリンカプセル10mg「日医工」[自己免疫疾患用]
主成分 シクロスポリン
分類名称 他に分類されない代謝性医薬品
剤形 白色~淡黄白色のカプセル剤、長径約8.7mm、短径約5.1mm
商品画像
製薬会社 日医工株式会社
効能 免疫に関わるT細胞の活性化を抑えて、異常な免疫反応を抑えます。
通常、眼症状のあるベーチェット病、非感染性ぶどう膜炎、乾癬、再生不良性貧血、赤芽球ろう、ネフローゼ症候群、全身型重症筋無力症、アトピー性皮膚炎の治療に使用されます。
使用上の注意
  • 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。肝障害、腎障害、神経ベーチェット病がある。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
  • 用法・用量
  • ベーチェット病およびその他の非感染性ぶどう膜炎:通常、1回体重1kgあたり主成分として2.5mgを1日2回服用し、以後1ヵ月毎に1日体重1kgあたり1~2mgずつ減量または増量します。維持量は1日体重1kgあたり3~5mgが標準とされています。
    乾癬:通常、1回体重1kgあたり主成分として2.5mgを1日2回服用し、効果がみられた場合は1ヵ月毎に1日体重1kgあたり1mgずつ減量します。維持量は1日体重1kgあたり3mgが標準とされています。
    再生不良性貧血、赤芽球ろう:通常、1回体重1kgあたり主成分として3mgを1日2回服用します。
    頻回再発型ネフローゼ症候群:通常、成人は1回体重1kgあたり主成分として0.75mg、小児は1回体重1kgあたり主成分として1.25mgを1日2回服用します。
    ステロイド抵抗性ネフローゼ症候群:通常、成人は1回体重1kgあたり主成分として1.5mg、小児は1回体重1kgあたり主成分として2.5mgを1日2回服用します。
    全身型重症筋無力症:通常、1回体重1kgあたり主成分として2.5mgを1日2回服用し、効果がみられた場合は徐々に減量します。維持量は1日体重1kgあたり3mgが標準とされています。
    アトピー性皮膚炎:通常、成人は1回体重1kgあたり主成分として1.5mgを1日2回服用しますが、症状により適宜増減されます。最大量は1日体重1kgあたり5mgまでとなっています。
    いずれの疾患の場合も、症状によって適宜増減されます。本剤は1カプセル中に主成分10mgを含有します。必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 飲み忘れた場合は気がついたときにできるだけ早く飲んでください。ただし、次に飲む時間が近い場合は飲み忘れた分は飲まないで1回分を飛ばし、次に飲む時間に1回分を飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。
  • 生活上の注意
  • 免疫機能が抑えられて感染しやすくなるおそれがあります。こまめに手を洗ったり、うがい、歯みがきをして清潔を心がけてください。
  • グレープフルーツジュースに含まれる成分が薬の効果を強めることがありますので、グレープフルーツジュースと一緒に飲まないでください。また、セイヨウオトギリソウ(セント・ジョーンズ・ワート)含有食品は薬の効果を弱めるおそれがありますので、服用中は摂取しないでください。
  • 副作用 主な副作用として、多毛、血圧上昇、熱感、脱毛などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
    まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
    このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 尿量減少、むくみ、全身倦怠感 [腎障害]
  • 全身倦怠感、食欲不振、皮膚や白目が黄色くなる [肝障害、肝不全]
  • 全身けいれん、意識障害、錯乱 [可逆性後白質脳症症候群、高血圧性脳症などの中枢神経系障害]
  • 頭痛、発熱、運動失調 [神経ベーチェット病症状]
  • 発熱、咽頭痛、咳 [感染症]

  • 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
    保管方法その他
  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄については受け取った薬局や医療機関に相談してください。
  • 予防接種を受ける場合は、医師または薬剤師に相談してください。
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    ※医薬品を使用するとき、疑問・心配があるときは医師、薬剤師にご相談ください。
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