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フルコナゾールカプセル50mg「サワイ」

基本情報

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

商品名 フルコナゾールカプセル50mg「サワイ」
主成分 フルコナゾール
分類名称 その他の化学療法剤
剤形 白色不透明のカプセル剤、長さ14.2mm
商品画像
製薬会社 沢井製薬株式会社
効能 真菌(カビの一種)の細胞膜成分の合成を妨げることにより、真菌の増殖を抑え、抗真菌作用を示します。
通常、カンジダ属およびクリプトコッカス属による真菌血症、呼吸器真菌症、消化管真菌症、尿路真菌症、真菌髄膜炎、カンジダ属に起因する腟炎および外陰腟炎の治療、造血幹細胞移植患者における深在性真菌症の予防に用いられます。
使用上の注意
  • 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。
  • 妊娠または授乳中、妊娠している可能性がある。
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
  • 用法・用量
  • [成人]
    カンジダ症:通常、主成分として1回50~100mgを1日1回服用します。
    クリプトコッカス症:通常、主成分として1回50~200mgを1日1回服用しますが、重症または難治性真菌感染症の場合には、1日量として400mgまで増量されることもあります。
    造血幹細胞移植患者における深在性真菌症の予防:通常、主成分として1回400mgを1日1回服用します。
    カンジダ属に起因する腟炎および外陰腟炎:通常、主成分として1回150mgを1回服用します。
    [小児]
    カンジダ症:通常、主成分として1回体重1kgあたり3mgを1日1回服用します。
    クリプトコッカス症:通常、主成分として1回体重1kgあたり3~6mgを1日1回服用しますが、重症または難治性真菌感染症の場合には、1日量として体重1kgあたり12mgまで増量されることもあります。
    造血幹細胞移植患者における深在性真菌症の予防:通常、主成分として1回体重1kgあたり12mgを1日1回服用しますが、状態に応じて適宜減量されます。
    ただし、1日量として400mgを超えません。
    [新生児]
    生後14日までの新生児は、主成分として小児と同じ用量を72時間毎に服用します。
    生後15日以降の新生児は、主成分として小児と同じ用量を48時間毎に服用します。
    本剤は1カプセル中に主成分50mgを含む製剤です。必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 飲み忘れた場合は、気がついた時にできるだけ早く飲んでください。ただし、次に飲む時間が近い場合は、忘れた分は飲まないで1回分をとばしてください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。
  • 生活上の注意
    副作用 主な副作用として、発疹、吐き気、しゃっくり、食欲不振、下痢、腹部不快感、腹痛、頭痛、手指のこわばり、乏尿、浮腫、発熱、倦怠感などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
    まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
    このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • まぶた・口唇・舌の腫れ、かゆみ、めまい [ショック、アナフィラキシー]
  • 発熱、皮膚・粘膜が赤く腫れて発疹や水ぶくれができる、眼球結膜の充血 [中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群、薬剤性過敏症症候群]
  • 発熱、貧血症状、出血傾向 [血液障害]
  • 尿量減少、むくみ、頭痛 [急性腎不全]
  • 全身倦怠感、食欲不振、皮膚や白目が黄色くなる [肝障害]

  • 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
    保管方法その他
  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。
  • 同じ薬効の薬を探す その他の化学療法剤
    同じ成分の薬を探す フルコナゾール
    同じ製薬会社の薬を探す 沢井製薬株式会社

    ※医薬品を使用するとき、疑問・心配があるときは医師、薬剤師にご相談ください。
    ※「薬検索:処方薬」では、「一般社団法人 くすりの適正使用協議会」が提供する「くすりのしおり®」のデータを利用しております。
    ※「薬検索:市販薬」では、セルフメディケーション・データベースセンターが提供するデータを利用しております。
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    薬効分類別数量

    各年代別の薬剤の処方数です。(2018年04月~2019年03月)
    ※厚生労働省の第5回NDBオープンデータ「外来(院外)_性年齢別薬効分類別数量」を基にしています。

    男性女性
    0~4歳2,2610~4歳1,801
    5~9歳3,4935~9歳1,823
    10~14歳010~14歳0
    15~19歳015~19歳1,467
    20~24歳020~24歳1,582
    25~29歳025~29歳1,050
    30~34歳030~34歳1,729
    35~39歳035~39歳2,148
    40~44歳040~44歳2,486
    45~49歳2,69945~49歳2,288
    50~54歳3,94150~54歳1,818
    55~59歳7,07155~59歳2,253
    60~64歳6,65460~64歳5,751
    65~69歳3,52665~69歳9,023
    70~74歳9,85470~74歳6,946
    75~79歳7,74375~79歳6,461
    80~84歳6,39780~84歳6,980
    85~89歳3,10085~89歳2,913
    90歳以上090歳以上1,021