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アスピリン腸溶錠100mg「VTRS」[抗血小板剤]

基本情報

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

商品名 アスピリン腸溶錠100mg「VTRS」[抗血小板剤]
主成分 アスピリン
分類名称 その他の血液・体液用薬
剤形 白色の錠剤、直径7.2mm、厚さ3.4mm
商品画像
製薬会社 ヴィアトリス製薬株式会社
効能 シクロオキシゲナーゼ-1(COX-1)阻害により、トロンボキサンA2の合成を阻害して血小板凝集を抑制し、血液が凝固して血管をつまらせるのを防ぎます。
通常、狭心症、心筋梗塞、虚血性脳血管障害、冠動脈バイパス術・経皮経管冠動脈形成術後における血栓・塞栓形成の予防に用いられます。
使用上の注意
  • 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。消化性潰瘍(胃潰瘍、十二指腸潰瘍)、出血傾向・血液の異常、アスピリン喘息、肝障害・腎障害または既往歴、手術や抜歯の予定がある。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
  • 用法・用量
  • 通常、成人は1回1錠(主成分として100mg)を1日1回服用します。症状により1回3錠(300mg)まで増量されることがあります。必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 胃障害を軽減するため、主成分が胃で溶けずにゆるやかに腸から吸収される製剤です。特別な指示がないかぎり、割ったり、砕いたり、すりつぶしたりしないで、そのままかまずに飲んでください。また、空腹時の服用をさけてください。
  • 飲み忘れた場合は、気がついたときにできるだけ早く1回分を飲んでください。ただし、つぎの通常飲む時間が近いときは飲まないで、つぎの通常の服用時間に1回分を飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、飲むのを止めないでください。
  • 生活上の注意
  • アルコールは消化管出血を誘発または増強することがありますので、注意してください。
  • 授乳中の方は、この薬を使用している間は授乳を避けてください。
  • 副作用 主な副作用として、蕁麻疹、発疹、浮腫、めまい、頭痛、興奮、過呼吸、けん怠感、貧血、血小板機能低下(出血時間延長)、低血糖などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
    まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
    このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 呼吸困難、顔・舌・のどの腫れ、蕁麻疹 [ショック、アナフィラキシー]
  • 頭痛、吐き気・嘔吐、吐血・下血(黒色便) [消化管、脳などの出血]
  • 皮膚や粘膜のただれ、水疱、発熱 [皮膚粘膜眼症候群、中毒性表皮壊死融解症、剥脱性皮膚炎]
  • 呼吸困難、喘鳴(ヒューヒュー音) [喘息発作]
  • 全身けん怠感、皮膚や白目が黄色くなる、食欲不振 [肝機能障害、黄疸]

  • 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
    保管方法その他
  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、湿気を避けて室温(1~30℃)で保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄方法がわからない場合は受け取った薬局や医療機関に相談してください。他の人に渡さないでください。
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    ※医薬品を使用するとき、疑問・心配があるときは医師、薬剤師にご相談ください。
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