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イトラコナゾール錠50mg「日医工」

基本情報

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

商品名 イトラコナゾール錠50mg「日医工」
主成分 イトラコナゾール
分類名称 その他の化学療法剤
剤形 帯黄白色~黄白色の錠剤、直径9.0mm、厚さ4.3mm
商品画像
製薬会社 日医工株式会社
効能 抗真菌剤で、真菌の細胞膜合成を阻害し、抗真菌作用を示します。
通常、真菌血症・呼吸器真菌症などの内臓真菌症(深在性真菌症)、深在性皮膚真菌症、白癬・カンジタ症などの表在性皮膚真菌症、爪白癬の治療に用いられます。
使用上の注意
  • 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。肝障害・腎障害、肝疾患またはその既往歴がある。
  • 妊娠、妊娠している可能性がある、授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
  • 用法・用量
  • 内臓真菌症(深在性真菌症):通常、成人は1回2~4錠(主成分として100~200mg)を1日1回食直後に服用しますが、年齢・症状によって適宜増減されます。イトラコナゾール注射剤からの切り替えの場合は、1回4錠(200mg)を1日2回食直後に服用します。
    深在性皮膚真菌症
    :通常、成人は1回2~4錠(主成分として100~200mg)を1日1回食直後に服用します。年齢・症状により適宜増減されますが、最大量は1日4錠(200mg)までとなっています。
    表在性皮膚真菌症(爪白癬以外)
    :通常、成人は1回1~2錠(主成分として50~100mg)を1日1回食直後に服用します。爪カンジダ症およびカンジダ性爪囲爪炎に対しては、1回2錠(100mg)を1日1回食直後に服用します。年齢・症状によって適宜増減されますが、最大量は1日4錠(200mg)までとなっています。
    爪白癬(パルス療法)
    :通常、成人は1回4錠(主成分として200mg)を1日2回食直後に1週間服用し、その後3週間休薬します。これを1サイクルとし、3サイクル繰り返しますが、必要に応じ適宜減量されます。
    いずれの場合も、必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 飲み忘れた場合は、気がついたときにできるだけ早く飲んでください。ただし、次に飲む時間が近い場合は、飲み忘れた分は飲まないで1回分を飛ばし、次に飲む時間に1回分を飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。
  • 生活上の注意
  • 長期間使用する場合には、肝機能障害があらわれることがありますので、定期的に肝機能検査が行われることがあります。
  • 副作用 主な副作用として、吐き気、発疹、腹痛、鼓腸放屁、倦怠感、下痢などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
    まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
    このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 下肢浮腫、呼吸困難 [うっ血性心不全、肺水腫]
  • 食欲不振、吐き気、倦怠感 [肝障害、胆汁うっ滞、黄疸]
  • 高熱、皮膚の広い範囲が赤くなる、全身倦怠感 [中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群、急性汎発性発疹性膿疱症、剥脱性皮膚炎、多形紅斑]
  • 冷汗、血圧低下、呼吸困難 [ショック、アナフィラキシー]
  • 咳、呼吸困難、発熱 [間質性肺炎]

  • 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
    保管方法その他
  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。
  • 同じ薬効の薬を探す その他の化学療法剤
    同じ成分の薬を探す イトラコナゾール
    同じ製薬会社の薬を探す 日医工株式会社

    ※医薬品を使用するとき、疑問・心配があるときは医師、薬剤師にご相談ください。
    ※「薬検索:処方薬」では、「一般社団法人 くすりの適正使用協議会」が提供する「くすりのしおり®」のデータを利用しております。
    ※「薬検索:市販薬」では、セルフメディケーション・データベースセンターが提供するデータを利用しております。
    ※なお、当サービスによって生じた損害について、シミックソリューションズ株式会社及びくすりの適正使用協議会、セルフメディケーション・データベースセンターではその賠償の責任を一切負わないものとします。

    薬効分類別数量

    各年代別の薬剤の処方数です。(2018年04月~2019年03月)
    ※厚生労働省の第5回NDBオープンデータ「外来(院外)_性年齢別薬効分類別数量」を基にしています。

    男性女性
    0~4歳00~4歳0
    5~9歳05~9歳0
    10~14歳3,09910~14歳2,325
    15~19歳4,64415~19歳2,833
    20~24歳5,77320~24歳4,926
    25~29歳6,23025~29歳7,626
    30~34歳9,63030~34歳5,240
    35~39歳13,32335~39歳10,507
    40~44歳14,64440~44歳10,695
    45~49歳18,53745~49歳13,134
    50~54歳26,34750~54歳13,776
    55~59歳23,87255~59歳23,323
    60~64歳32,83460~64歳21,299
    65~69歳42,46165~69歳28,459
    70~74歳59,51770~74歳34,696
    75~79歳58,38975~79歳39,500
    80~84歳43,70780~84歳32,100
    85~89歳26,88485~89歳24,636
    90歳以上5,13990歳以上12,282