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ワルファリンK錠0.5mg「NIG」

基本情報

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

商品名 ワルファリンK錠0.5mg「NIG」
主成分 ワルファリンカリウム
分類名称 血液凝固阻止剤
剤形 白色の片面1/2割線入りの錠剤、直径7.0mm、厚さ2.3mm
商品画像
製薬会社 日医工株式会社
効能 ビタミンKの働きを抑えて血液を固まりにくくし、血栓ができるのを防ぎます。
通常、血栓塞栓症(静脈血栓症、心筋梗塞症、肺塞栓症、脳塞栓症、緩徐に進行する脳血栓症など)の治療や予防に用いられます。
使用上の注意
  • 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。出血している、出血の可能性、肝障害・腎障害、手術または外傷直後である。
  • 妊娠または授乳中、妊娠している可能性がある。
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
  • 用法・用量
  • 1日の服用量と回数は、血液凝固能検査などの結果に基づいて医師により決められます。通常、成人は初回に1回2~10錠(主成分として1~5mg)を1日1回服用します。これを数日間続け、効果が現れてきたのを検査によって確認しながら、維持量が決められます。以後、定期的に検査を行いながら維持量を1日1回服用します。成人における維持投与量は、1回2~10錠(1~5mg)程度となることが多いです。小児の場合も血液凝固能検査などの結果に基づいて医師により決められますが、維持投与量の目安としては、12ヵ月未満:0.16mg/kg/日、1歳以上15歳未満:0.04~0.10mg/kg/日となっています。必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 飲み忘れた場合は、気がついたときに1回分を飲んでください。ただし、飲むべき時間から半日以上経過していたら、1回分を飛ばし、次から指示どおりに飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、飲むのを止めないでください。
  • 生活上の注意
  • 納豆、クロレラ、青汁などビタミンKを多く含む食品、セイヨウオトギリソウはこの薬の作用を弱めますので、これらを食べたり飲んだりしないでください。
  • アルコールにより薬の作用が減弱または増強することがありますので、服用中の飲酒は控えてください。
  • この薬の服用中は出血が止まりにくくなっていますので、ケガをするおそれのある仕事や運動などを避けてください。
  • 定期的に診察を受け、血液凝固能検査を受けてください。手術や抜歯をする時には、事前に担当の医師に相談してください。他院や他科に受診の際は、この薬の服用を医師、歯科医師、薬剤師に伝えてください。
  • この薬は胎児に悪影響を与えるおそれがありますので、この薬の服用中は妊娠しないように注意してください。妊娠を希望する場合は、医師に相談してください。
  • 授乳中の方は、この薬を使用している間は授乳を避けてください。
  • 副作用 主な副作用として、発疹、かゆみ、紅斑、蕁麻疹、皮膚炎、発熱、脱毛などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
    まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
    このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 頭痛・胸痛・腹痛、黒色便・血便・血尿、歯肉出血・皮下出血 [脳出血などの臓器内出血、粘膜出血、皮下出血など]
  • 痛みのある平らな赤い発疹、点状出血、出血性水疱 [皮膚壊死]
  • 痛みを伴う皮膚の潰瘍、痛みを伴う青いあざができる [カルシフィラキシス]
  • 全身倦怠感、食欲不振、皮膚や白目が黄色くなる [肝機能障害、黄疸]

  • 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
    保管方法その他
  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄方法がわからない場合は受け取った薬局や医療機関に相談してください。他の人に渡さないでください。
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    ※医薬品を使用するとき、疑問・心配があるときは医師、薬剤師にご相談ください。
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