お薬検索

アロチノロール塩酸塩錠10mg「DSP」

基本情報

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

商品名 アロチノロール塩酸塩錠10mg「DSP」
主成分 アロチノロール塩酸塩
分類名称 不整脈用剤
剤形 うすいだいだい色の錠剤、直径約7.6mm、厚さ約4.2mm
商品画像
製薬会社 大日本住友製薬株式会社
効能 α、β受容体遮断作用により、高血圧の人の血圧を下げ、狭心症発作を予防またはやわらげ、脈の乱れ(頻脈性不整脈)を整えます。骨格筋のβ2遮断作用により、手などが振える患者さんの振えを鎮めます。
通常、本態性高血圧症(軽症~中等症)、狭心症、頻脈性不整脈、本態性振戦の治療に用いられます。
使用上の注意
  • 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。心疾患(高度の徐脈、房室ブロック、洞房ブロック、洞不全症候群、心原性ショック、肺高血圧による心不全、うっ血性心不全)、糖尿病性ケトアシドーシス、代謝性アシドーシス、気管支喘息、気管支けいれん、褐色細胞腫、パラガングリオーマがある。
  • 妊娠、妊娠している可能性がある、授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
  • 用法・容量
  • 本態性高血圧症(軽症~中等症)、狭心症、頻脈性不整脈:通常、成人は1回1錠(主成分として10mg)を1日2回服用しますが、年齢・症状により適宜増減され、効果不十分な場合は1日3錠(30mg)まで増量されます。
    本態性振戦:通常、成人は1回主成分として5mgを1日2回服用から開始し、維持量として1回1錠(主成分として10mg)を1日2回服用しますが、年齢・症状により適宜増減され、1日3錠(30mg)まで増量されます。本剤は1錠中に主成分10mgを含有します。
    いずれの場合も、必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 飲み忘れた場合(狭心症の治療または予防のために飲んでいる場合)は、気がついた時、できるだけ早く1回分を飲んでください。その後は指示された時間から飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
    飲み忘れた場合(狭心症以外の治療のために飲んでいる場合)は、気がついた時、できるだけ早く1回分を飲んでください。ただし、次に飲む時間が近い場合は、次の服用時間に1回分を飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、飲むのを止めないでください。
  • 生活上の注意
  • 血圧低下によりめまい、ふらつきがあらわれることがありますので、車の運転、高所での作業、危険を伴う機械の操作などには充分注意してください。
  • 長期間投与に関しては、定期的に心臓の働きを調べることがあります。その場合には、指定された日時に検査を受けてください。
  • 副作用 主な副作用として、徐脈、めまい・ふらつき、立ちくらみ、脱力・けん怠感、低血圧、頭痛・頭重、軟便・下痢などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
    まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
    このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 呼吸困難、失神、めまい [心不全、房室ブロック、洞房ブロック、洞不全症候群]
  • 息切れ、めまい [徐脈]

  • 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
    保管方法その他
  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、湿気を避けて室温(1~30℃)で保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄方法がわからない場合は受け取った薬局や医療機関に相談してください。他の人に渡さないでください。
  • 同じ薬効の薬を探す 不整脈用剤
    同じ成分の薬を探す アロチノロール塩酸塩
    同じ製薬会社の薬を探す 大日本住友製薬株式会社

    ※医薬品を使用するとき、疑問・心配があるときは医師、薬剤師にご相談ください。
    ※「薬検索:処方薬」では、「一般社団法人 くすりの適正使用協議会」が提供する「くすりのしおり®」のデータを利用しております。
    ※「薬検索:市販薬」では、セルフメディケーション・データベースセンターが提供するデータを利用しております。
    ※なお、当サービスによって生じた損害について、シミックソリューションズ株式会社及びくすりの適正使用協議会、セルフメディケーション・データベースセンターではその賠償の責任を一切負わないものとします。

    薬効分類別数量

    各年代別の薬剤の処方数です。(2018年04月~2019年03月)
    ※厚生労働省の第5回NDBオープンデータ「外来(院外)_性年齢別薬効分類別数量」を基にしています。

    男性女性
    0~4歳00~4歳0
    5~9歳05~9歳0
    10~14歳010~14歳0
    15~19歳7,05715~19歳6,157
    20~24歳15,91020~24歳8,965
    25~29歳20,93325~29歳18,363
    30~34歳41,98330~34歳29,274
    35~39歳69,76835~39歳46,257
    40~44歳135,03440~44歳77,918
    45~49歳196,12045~49歳121,173
    50~54歳248,35350~54歳131,306
    55~59歳302,02055~59歳175,043
    60~64歳392,77060~64歳250,477
    65~69歳588,03065~69歳515,615
    70~74歳704,71870~74歳822,868
    75~79歳799,52475~79歳1,177,830
    80~84歳647,13980~84歳1,203,634
    85~89歳311,78085~89歳766,626
    90歳以上80,38990歳以上351,535