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ヒューマトロープ注射用6mg[成人]

基本情報

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

商品名 ヒューマトロープ注射用6mg[成人]
主成分 ソマトロピン(遺伝子組換え)
分類名称 脳下垂体ホルモン剤
剤形 白色の粉末で用時溶解式の注射剤
商品画像
製薬会社 日本イーライリリー株式会社
効能 成長ホルモンは脂肪分解、蛋白同化、抗Na利尿などの作用を有し、成人成長ホルモン分泌不全症における代謝異常を改善することによって、体組成(除脂肪体重:体重から脂肪量と骨量を差し引いた重さ)を改善する作用があります。
通常、重症成人成長ホルモン分泌不全症の治療に用いられます。
使用上の注意
  • 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。悪性腫瘍がある。糖尿病患者、耐糖能異常のある患者または糖尿病の危険因子を持つ患者(肥満、家族歴に糖尿病を持つ患者など)。
  • 妊娠または妊娠している可能性がある、授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
  • 用法・容量
  • 通常開始用量として、1週間に体重kg当たり、主成分として0.021mgを6~7回に分けて皮下に注射します。臨床症状に応じて1週間当たり主成分として0.084mgを上限として漸増され、1週間に6~7回に分けて皮下に注射します。なお、投与量は臨床症状や血清インスリン様成長因子-I(IGF-I)濃度などの検査所見に応じて適宜増減されますが、1日量主成分として1mgを超えることはありません。必ず指示された方法に従ってください。
  • 専用の医薬品ペン型注入器(ヒューマトローペン6mg)を用いて注射します。1本の注入器およびカートリッジを他の人と共用しないでください。
  • 注射を忘れた場合は、次の注射時に1回分注射してください。絶対に2回分を一度に注射しないでください。
  • 誤って多く注射した場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、注射を止めないでください。
  • 生活上の注意
  • 医師の指示を守って定期的に甲状腺機能検査、血液検査を受けてください。
  • 副作用 主な副作用として、浮腫、関節痛、手根管症候群(手のしびれなど)、筋痛、頭痛、発疹、注射部位の発赤、全身のかゆみなどが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
    まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
    このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 筋肉が発作的に収縮する [けいれん]
  • 発汗、体重減少、頻脈 [甲状腺機能亢進症]
  • 乏尿、全身の著明なむくみ、呼吸困難 [ネフローゼ症候群]
  • 口渇、多飲、多尿 [糖尿病]

  • 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
    保管方法その他
  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、凍結を避け、2~8℃(冷蔵庫など)に遮光して保管してください。使用開始後は、38日以内に使用してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄には注意が必要なため、受け取った薬局や医療機関に相談してください。他の人に渡さないでください。
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    ※医薬品を使用するとき、疑問・心配があるときは医師、薬剤師にご相談ください。
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