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ミコブティンカプセル150mg

基本情報

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

商品名 ミコブティンカプセル150mg
主成分 リファブチン
分類名称 主として抗酸菌に作用するもの
剤形 濃赤褐色/濃赤褐色のカプセル剤、外径7.6mm、長さ22mm
商品画像
製薬会社 ファイザー株式会社
効能 リファマイシン系抗生物質で、抗酸菌のRNA合成を阻害することにより抗菌作用を示します。
通常、結核症、マイコバクテリウム・アビウムコンプレックス(MAC)症を含む非結核性抗酸菌症の治療、HIV感染患者における播種性MAC症の発症抑制に用いられます。
使用上の注意
  • 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。腎機能障害、肝機能障害がある。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
  • 用法・用量
  • 結核症:通常、成人は1回1~2カプセル(主成分として150~300mg)を1日1回服用します。多剤耐性結核症では1回2~3カプセル(300~450mg)を1日1回服用します。
    MAC症を含む非結核性抗酸菌症、HIV感染患者における播種性MAC症
    :通常、成人は1回2カプセル(主成分として300mg)を1日1回服用します。
    いずれの場合も、必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 飲み忘れた場合は、1日以内に気がついた場合であれば、気がついた時点で1回分を飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、飲むのを止めないでください。また、一回分を減らしたりしないでください。指示どおりにきちんと飲まないと、治療効果が低下するばかりでなく、原因菌がこの薬の効かない菌に変化したり、他の抗菌薬も効かなくなったりする可能性があります。
  • 生活上の注意
  • 白血球減少症(突然の高熱、寒気、喉の痛み)、血小板減少症(鼻血、歯ぐきからの出血、あおあざができる、出血が止まりにくい)などの血液障害がおこることがありますので、定期的に血液検査が行われます。
  • 肝機能障害(疲れやすい、体がだるい、力が入らない、吐き気、食欲不振)がおこることがありますので、定期的に肝機能検査が行われます。
  • 尿、便、皮膚、唾液、痰、汗、涙などが橙赤色になることがあります。また、コンタクトレンズが着色することがあります。
  • 副作用 主な副作用として、吐き気、嘔吐、発疹、尿変色、発熱などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
    まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
    このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 腹痛、頻回の下痢、血便 [偽膜性大腸炎]
  • 咽頭痛・頭痛・頭重、全身けん怠感、鼻血・歯ぐきからの出血・皮下出血 [白血球減少症、貧血、血小板減少症、汎血球減少症]
  • 全身けん怠感、食欲不振、皮膚や白目が黄色くなる [肝機能異常、黄疸、肝炎]
  • 顔のむくみ、尿量減少、頭痛 [腎機能障害]
  • 視力低下、かすみ目、目の痛み [ぶどう膜炎]

  • 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
    保管方法その他
  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、湿気を避けて室温(1~30℃)で保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄方法がわからない場合は受け取った薬局や医療機関に相談してください。他の人に渡さないでください。
  • 同じ薬効の薬を探す 主として抗酸菌に作用するもの
    同じ成分の薬を探す リファブチン
    同じ製薬会社の薬を探す ファイザー株式会社

    ※医薬品を使用するとき、疑問・心配があるときは医師、薬剤師にご相談ください。
    ※「薬検索:処方薬」では、「一般社団法人 くすりの適正使用協議会」が提供する「くすりのしおり®」のデータを利用しております。
    ※「薬検索:市販薬」では、セルフメディケーション・データベースセンターが提供するデータを利用しております。
    ※なお、当サービスによって生じた損害について、シミックソリューションズ株式会社及びくすりの適正使用協議会、セルフメディケーション・データベースセンターではその賠償の責任を一切負わないものとします。

    薬効分類別数量

    各年代別の薬剤の処方数です。(2018年04月~2019年03月)
    ※厚生労働省の第5回NDBオープンデータ「外来(院外)_性年齢別薬効分類別数量」を基にしています。

    男性女性
    0~4歳00~4歳0
    5~9歳05~9歳0
    10~14歳010~14歳0
    15~19歳015~19歳0
    20~24歳1,83220~24歳0
    25~29歳025~29歳0
    30~34歳1,05230~34歳0
    35~39歳2,18735~39歳0
    40~44歳3,79340~44歳0
    45~49歳3,18145~49歳2,328
    50~54歳5,65650~54歳4,164
    55~59歳3,87455~59歳3,791
    60~64歳3,02360~64歳6,833
    65~69歳3,41065~69歳9,029
    70~74歳5,60870~74歳12,368
    75~79歳6,75775~79歳13,479
    80~84歳5,43680~84歳4,773
    85~89歳2,14285~89歳1,772
    90歳以上1,48790歳以上0