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パセトシン細粒10%

基本情報

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

商品名 パセトシン細粒10%
主成分 アモキシシリン水和物
分類名称 主としてグラム陽性・陰性菌に作用するもの
剤形 だいだい色の細粒剤
商品画像
製薬会社 サンド株式会社
効能 細菌の細胞壁合成を阻害し、炎症(発熱や痛み、はれ)をひき起こしている細菌自体を殺菌するペニシリン系の抗生物質です。
通常、皮膚感染症、呼吸器感染症、泌尿器感染症、耳鼻科感染症、歯科感染症、眼科感染症、および胃潰瘍・十二指腸潰瘍におけるヘリコバクター・ピロリ感染症など、広い範囲の感染症の治療に用いられます。
使用上の注意
  • 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。伝染性単核症、本人または両親・兄弟が気管支喘息・発疹・蕁麻疹などのアレルギー体質、腎障害がある。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
  • 用法・用量
  • 感染症(ヘリコバクター・ピロリ感染を除く):通常、成人は1回2.5g〔主成分として250mg(力価)〕を1日3~4回服用します。小児は1日体重1kgあたり0.2~0.4g〔主成分として20~40mg(力価)〕を3~4回に分けて服用します。年齢・症状により適宜増減されますが、小児では1日量として90mg(力価)/kgを超えません。
    ヘリコバクター・ピロリ感染症:通常、成人は1回7.5g〔主成分として750mg(力価)〕を他の2つの薬剤〔クラリスロマイシンおよびプロトンポンプインヒビター(ランソプラゾールまたはラベプラゾールナトリウム)〕と同時に1日2回、7日間服用します。
    いずれも、必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 飲み忘れた場合は、気がついた時にできるだけ早く飲んでください。いずれの場合も絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。
  • 生活上の注意
  • ヘリコバクター・ピロリ除菌療法では、医師の指示通りに正しく飲み続けることが重要です。また、同時に服用する2つの薬剤〔クラリスロマイシンおよびプロトンポンプインヒビター(ランソプラゾールまたはラベプラゾールナトリウム)〕の「くすりのしおり」なども読んでください。
  • 副作用 主な副作用として、発疹、かゆみ、発熱、食欲不振、下痢、軟便、吐き気・嘔吐、腹痛、消化不良、味覚異常、口内炎、舌炎、便秘、食道炎などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
    まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
    このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 呼吸困難、全身潮紅、蕁麻疹 [ショック、アナフィラキシー]
  • 発熱、頭痛・関節痛、皮膚や粘膜の紅斑・水疱・膿疱 [中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群、多形紅斑、急性汎発性発疹性膿疱症、紅皮症(剥脱性皮膚炎)]
  • 全身けん怠感、食欲不振、皮膚や白目が黄色くなる [黄疸]
  • 尿量が少なくなる、むくみ、頭痛 [腎障害]
  • 腹痛、下痢、血便 [偽膜性大腸炎、出血性大腸炎]
  • から咳、息切れ、発熱 [間質性肺炎、好酸球性肺炎]
  • うなじがこわばり固くなって首を前に曲げにくい、発熱、頭痛 [無菌性髄膜炎]

  • 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
    保管方法その他
  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。
  • 同じ薬効の薬を探す 主としてグラム陽性・陰性菌に作用するもの
    同じ成分の薬を探す アモキシシリン水和物
    同じ製薬会社の薬を探す サンド株式会社

    ※医薬品を使用するとき、疑問・心配があるときは医師、薬剤師にご相談ください。
    ※「薬検索:処方薬」では、「一般社団法人 くすりの適正使用協議会」が提供する「くすりのしおり®」のデータを利用しております。
    ※「薬検索:市販薬」では、セルフメディケーション・データベースセンターが提供するデータを利用しております。
    ※なお、当サービスによって生じた損害について、シミックソリューションズ株式会社及びくすりの適正使用協議会、セルフメディケーション・データベースセンターではその賠償の責任を一切負わないものとします。

    薬効分類別数量

    各年代別の薬剤の処方数です。(2018年04月~2019年03月)
    ※厚生労働省の第5回NDBオープンデータ「外来(院外)_性年齢別薬効分類別数量」を基にしています。

    男性女性
    0~4歳1,583,0670~4歳1,331,289
    5~9歳1,047,4885~9歳929,940
    10~14歳69,71010~14歳62,850
    15~19歳7,13115~19歳8,303
    20~24歳3,16420~24歳3,378
    25~29歳2,39525~29歳3,564
    30~34歳2,76930~34歳2,233
    35~39歳035~39歳2,615
    40~44歳1,11540~44歳1,550
    45~49歳045~49歳1,259
    50~54歳050~54歳0
    55~59歳2,07255~59歳1,812
    60~64歳060~64歳0
    65~69歳1,45365~69歳6,249
    70~74歳3,33470~74歳1,798
    75~79歳3,56375~79歳4,939
    80~84歳4,26680~84歳5,023
    85~89歳2,55485~89歳9,098
    90歳以上2,23490歳以上17,475