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ロナセン錠2mg

基本情報

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

商品名 ロナセン錠2mg
主成分 ブロナンセリン
分類名称 精神神経用剤
剤形 白色の錠剤、直径5.8mm、厚さ2.4mm
商品画像
製薬会社 大日本住友製薬株式会社
効能 脳内の神経伝達物質(ドパミン、セロトニンなど)のバランスを整えることにより、強い不安や緊張感、意欲の低下などの症状をやわらげます。
通常、統合失調症の治療に用いられます。
使用上の注意
  • 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。こん睡状態がある。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
  • 用法・容量
  • 成人:通常、1回2錠(主成分として4mg)を1日2回食後に服用することから始め、徐々に増量されます。維持量は1回2~4錠(4~8mg)を1日2回食後に服用します。年齢・症状により適宜増減されますが、1日最大量は12錠(24mg)です。
    小児:通常、1回1錠(主成分として2mg)を1日2回食後に服用することから始め、徐々に増量されます。維持量は1回2~4錠(4~8mg)を1日2回食後に服用します。年齢・症状により適宜増減されますが、1日最大量は8錠(16mg)です。
    いずれの場合も、必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 空腹時に飲むと期待した効果を得られないことがあるため、食後に飲んでください。
  • 飲み忘れた場合は、気がついた時点で食後または軽食をとった後に1回分を飲んでください。ただし、次に飲む時間が近い場合は服用しないで、その後は指示された時間から飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、飲むのを止めないでください。
  • 生活上の注意
  • 眠気、注意力・集中力・反射運動能力などの低下が起こることがありますので、自動車の運転や危険を伴う機械の操作はさけてください。
  • アルコールは薬の作用を強めることがありますので、注意してください。
  • グレープフルーツジュースによってこの薬の作用が強くあらわれることがありますので、一緒に飲まないでください。
  • 副作用 主な副作用として、パーキンソン症候群(手足のふるえ、筋肉のこわばり、動きが遅い)、アカシジア(じっとしていられない)、不眠、ジスキネジア(顔、特に口の周囲の絶え間ない不随意運動)、眠気などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
    まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
    このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 高熱、筋肉のこわばり、手足のふるえ [悪性症候群]
  • 手足の筋肉の痛み、こわばり、しびれ [横紋筋融解症]
  • 顔、特に口の周囲の絶え間ない不随意運動 [遅発性ジスキネジア]
  • 食欲不振、吐き気・嘔吐、著しい便秘 [麻痺性イレウス]
  • のどが渇く、水を多く飲む、尿の量や回数が多い [高血糖、糖尿病性ケトアシドーシス、糖尿病性昏睡]

  • 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
    保管方法その他
  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、湿気を避けて室温(1~30℃)で保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄方法がわからない場合は受け取った薬局や医療機関に相談してください。他の人に渡さないでください。
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    ※医薬品を使用するとき、疑問・心配があるときは医師、薬剤師にご相談ください。
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