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ベルベゾロンF点眼・点鼻液

基本情報

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

商品名 ベルベゾロンF点眼・点鼻液
主成分 ベタメタゾンリン酸エステルナトリウム、フラジオマイシン硫酸塩
分類名称 眼科用剤
剤形 無色~微黄色澄明の点眼剤・点鼻液剤、(キャップ)クリームイエロー[うすい黄]、(瓶)黄色半透明、(投薬袋)グリーン
商品画像
製薬会社 株式会社日本点眼薬研究所
効能 炎症を抑える合成副腎皮質ホルモン剤(ステロイド)と抗菌作用のある抗生物質の配合剤で、目、鼻の炎症をおさえて症状を和らげます。
通常、点眼では細菌感染を伴う眼の炎症性疾患の治療、点鼻などではアレルギー性鼻炎、進行性壊疽性鼻炎の治療や、鼻および咽喉頭部における術後処置に用いられます。
使用上の注意
  • 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。角膜上皮剥離、角膜潰瘍、ウイルス性結膜・角膜疾患、結核性眼疾患、真菌性眼疾患、鼻の結核性またはウイルス性疾患、糖尿病がある。コンタクトレンズを使っている。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
  • 用法・用量
  • 点眼:通常、1回1~2滴を1日1~数回点眼します。治療を受ける疾患や年齢・症状により適宜増減されます。必ず指示された使用方法に従ってください。
    点鼻など:通常、1日1~数回、適量を点鼻、ネブライザーまたはタンポンにて使用します。治療を受ける疾患や年齢・症状により適宜増減されます。必ず指示された使用方法に従ってください。
  • 使用するときは、次の手順で行ってください。
    目への使い方
    まず、手を洗い、顔をあおむけにし、下まぶたを引き、目をしっかり開けて点眼します。このとき容器の先がまぶたやまつげに触れないようにします。まばたきをせずに静かに目を閉じ、1~5分間目がしらを指先で圧迫した後、目を開けてください。(他の点眼薬を点眼する場合は、はじめの点眼薬を点眼してから5分以上あけてください。)
    鼻への使い方
    静かに鼻をかんだ後、頭を後ろに傾けた状態で鼻孔に液を滴下してください。このとき容器の先が鼻に触れないようにします。通常は2~3分間そのままの姿勢でいてください。
  • 耳には絶対に使用しないでください。
  • 使い忘れた場合は、気がついたとき、1回分を使用してください。次からは通常の使用法に戻ってください。ただし、次の通常の使用する時間が近い場合は使用しないで、次の通常の時間に1回分を使用してください。2回分を一度に使用してはいけません。
  • 誤って多く使った場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、使うのをやめないでください。
  • 生活上の注意
    副作用 主な副作用として、眼瞼炎、結膜炎、刺激感、接触性皮膚炎などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
    まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
    このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • (連用したとき)吐き気、目の痛み、視力の低下、頭痛 [緑内障]
  • まぶしい、涙がでる、目の異物感 [角膜ヘルペス、角膜真菌症、緑膿菌感染症の誘発]
  • (角膜ヘルペス、角膜潰瘍または外傷などに使用したとき)目のかすみ、涙がでる、まぶしい [穿孔]
  • (長期に使用したとき)目のかすみ、まぶしい、視力の低下 [後嚢白内障]

  • 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
    保管方法その他
  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、光を避けて冷所(1~15℃)で保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄方法がわからない場合は受け取った薬局や医療機関に相談してください。他の人に渡さないでください。
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    ※医薬品を使用するとき、疑問・心配があるときは医師、薬剤師にご相談ください。
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