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リンコシンカプセル250mg

基本情報

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

商品名 リンコシンカプセル250mg
主成分 リンコマイシン塩酸塩水和物
分類名称 主としてグラム陽性菌に作用するもの
剤形 濃青色不透明/淡青色不透明のカプセル剤
商品画像
製薬会社 ファイザー株式会社
効能 病原細菌の蛋白合成を阻害することによって抗菌作用を示します。
通常、皮膚感染症、呼吸器感染症、耳鼻科感染症など広い範囲の感染症の治療に使用されます。真菌やウイルス性の病気には効果がありません。
使用上の注意
  • 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。大腸炎の既往歴、肝障害または既往歴、腎機能障害、気管支喘息、アレルギー既往歴、食道の通過障害、重症筋無力症がある。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
  • 用法・用量
  • 通常、成人は1日6~8カプセル〔主成分として1.5~2g(力価)〕を3~4回に分けて服用します。通常、小児は1日20~30mg(力価)/kgを3~4回に分けて服用します。年齢・症状により適宜増減されます。本剤は1カプセル中に主成分250mg(力価)を含有しています。必ず指示された服用方法に従ってください。
  • コップ1杯程度の多めの水または牛乳で服用し、寝る直前の服用は避けるようにしてください(食道に長く留まってしまうと潰瘍を作ることがあります)。
  • 飲み忘れた場合は、気がついた時にできるだけ早く飲んでください。ただし、次に通常に服用する時間が近い場合は飲まずに、次の服用時間から1回分を飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、飲むのを止めないでください。
  • 生活上の注意
  • この薬によりまれに発熱、腹痛、白血球増多、粘液・血液便を伴う激症下痢を主な症状とする重篤な大腸炎である偽膜性大腸炎があらわれることがあります。使用している間または使用後2~3週間までに腹痛、頻回な下痢があらわれた場合には、ただちに使用を中止し、医師に連絡してください。
  • 黄疸などがあらわれることがありますので、定期的に肝機能検査が行われます。
  • 窒素血症、乏尿、蛋白尿があらわれることがありますので、定期的に腎機能検査が行われます。
  • 副作用 主な副作用として、発疹、かゆみ、むくみ、血管神経性浮腫、血清病(じんましん、発熱、関節痛)、口内炎、カンジダ症などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
    まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
    このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 呼吸困難、全身のほてり、じんましん [ショック]
  • 腹痛、粘液・血液便を伴う頻回の下痢、発熱 [偽膜性大腸炎などの血便を伴う重篤な大腸炎]
  • 高熱、皮膚が赤くなる、口内炎 [中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群、剥脱性皮膚炎]
  • のどの痛み・頭痛、発熱、鼻血・歯ぐき・皮下の出血 [無顆粒球症、再生不良性貧血、汎血球減少症、血小板減少性紫斑病]

  • 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
    保管方法その他
  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、湿気を避けて室温(1~30℃)で保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄方法がわからない場合は受け取った薬局や医療機関に相談してください。他の人に渡さないでください。
  • 同じ薬効の薬を探す 主としてグラム陽性菌に作用するもの
    同じ成分の薬を探す リンコマイシン塩酸塩水和物
    同じ製薬会社の薬を探す ファイザー株式会社

    ※医薬品を使用するとき、疑問・心配があるときは医師、薬剤師にご相談ください。
    ※「薬検索:処方薬」では、「一般社団法人 くすりの適正使用協議会」が提供する「くすりのしおり®」のデータを利用しております。
    ※「薬検索:市販薬」では、セルフメディケーション・データベースセンターが提供するデータを利用しております。
    ※なお、当サービスによって生じた損害について、シミックソリューションズ株式会社及びくすりの適正使用協議会、セルフメディケーション・データベースセンターではその賠償の責任を一切負わないものとします。

    薬効分類別数量

    各年代別の薬剤の処方数です。(2018年04月~2019年03月)
    ※厚生労働省の第5回NDBオープンデータ「外来(院外)_性年齢別薬効分類別数量」を基にしています。

    男性女性
    0~4歳00~4歳0
    5~9歳05~9歳0
    10~14歳010~14歳0
    15~19歳1,65815~19歳0
    20~24歳020~24歳2,224
    25~29歳1,58125~29歳2,589
    30~34歳3,85230~34歳2,289
    35~39歳1,94635~39歳2,980
    40~44歳1,79940~44歳2,582
    45~49歳1,83145~49歳2,054
    50~54歳050~54歳2,645
    55~59歳1,01855~59歳2,393
    60~64歳1,00960~64歳1,794
    65~69歳3,01565~69歳2,215
    70~74歳1,31970~74歳2,090
    75~79歳075~79歳1,505
    80~84歳080~84歳1,171
    85~89歳085~89歳0
    90歳以上090歳以上0