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エンドキサン錠50mg

基本情報

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

商品名 エンドキサン錠50mg
主成分 シクロホスファミド水和物
分類名称 アルキル化剤
剤形 白色の錠剤、直径8.1mm、厚さ4.6mm
商品画像
製薬会社 塩野義製薬株式会社
効能 DNA合成を阻害することで、抗腫瘍効果や免疫抑制効果などを示します。
通常、多発性骨髄腫、悪性リンパ腫、乳がん、急性白血病などの各種がんの治療、細胞移植に伴う免疫反応の抑制、全身性ALアミロイドーシス、治療抵抗性のリウマチ性疾患の治療、ネフローゼ症候群(副腎皮質ホルモン剤による適切な治療を行っても十分な効果がみられない場合に限る。)の治療に用いられます。
使用上の注意
  • 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。感染症にかかっている。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
  • 用法・用量
  • 各種がん:通常、成人は1日2~4錠〔シクロホスファミド(無水物)として100~200mg〕を服用します。
    細胞移植に伴う免疫反応の抑制:通常、再生医療などの製品の用法および用量または使用方法に基づいて使用します。
    全身性ALアミロイドーシス:通常、成人は体表面積1m2あたりシクロホスファミド(無水物)として300mgを週に1回服用します。1回服用量は、500mgまでです。
    治療抵抗性のリウマチ性疾患:通常、成人は1日1~2錠〔シクロホスファミド(無水物)として50~100mg〕を服用します。
    ネフローゼ症候群
    :通常、成人は1日1~2錠〔シクロホスファミド(無水物)として50~100mg〕を8~12週間服用します。通常、小児は体重1kgあたり1日2~3mg〔通常1日2錠(100mg)まで〕を8~12週間服用します。小児の総服用量(この薬を飲む量の合計)は、原則として体重1kgあたり300mgまでです。
    いずれの場合も、治療を受ける疾患や年齢・症状により適宜増減されます。必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 飲み忘れた場合は、気がついたときにすぐに飲んでください。ただし、次に飲む時間が近いときは、1回とばしてください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。
  • 生活上の注意
  • 授乳中の方は、この薬を飲んでいる間は授乳を避けてください。
  • 妊娠する可能性のある女性やパートナーが妊娠する可能性がある男性は、適切に避妊を行ってください。この薬を使用中に妊娠した場合、胎児に異常があらわれる可能性があります。
  • 副作用 主な副作用として、吐き気、嘔吐、発疹、脱毛、倦怠感などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
    まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
    このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 貧血症状、発熱、出血傾向 [骨髄抑制]
  • 排尿時痛、頻尿、血尿 [出血性膀胱炎、排尿障害]
  • 便秘、激しい腹痛、吐血、黒色便 [イレウス、胃腸出血]
  • 息苦しい、発熱、から咳 [間質性肺炎、肺線維症]
  • 息切れ、咳、胸痛、むくみ [心筋障害、心不全]

  • 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
    保管方法その他
  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、湿気を避けて室温(1~30℃)で保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄については受け取った薬局や医療機関に相談してください。
  • 同じ薬効の薬を探す アルキル化剤
    同じ成分の薬を探す シクロホスファミド水和物
    同じ製薬会社の薬を探す 塩野義製薬株式会社

    ※医薬品を使用するとき、疑問・心配があるときは医師、薬剤師にご相談ください。
    ※「薬検索:処方薬」では、「一般社団法人 くすりの適正使用協議会」が提供する「くすりのしおり®」のデータを利用しております。
    ※「薬検索:市販薬」では、セルフメディケーション・データベースセンターが提供するデータを利用しております。
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    薬効分類別数量

    各年代別の薬剤の処方数です。(2018年04月~2019年03月)
    ※厚生労働省の第5回NDBオープンデータ「外来(院外)_性年齢別薬効分類別数量」を基にしています。

    男性女性
    0~4歳00~4歳0
    5~9歳1,3675~9歳0
    10~14歳010~14歳0
    15~19歳015~19歳0
    20~24歳1,20120~24歳1,516
    25~29歳1,93225~29歳1,535
    30~34歳1,22530~34歳1,382
    35~39歳4,86535~39歳12,798
    40~44歳7,84740~44歳28,891
    45~49歳12,40345~49歳49,992
    50~54歳17,00450~54歳52,602
    55~59歳21,70855~59歳56,572
    60~64歳32,83060~64歳58,728
    65~69歳52,26465~69歳92,434
    70~74歳55,43870~74歳86,485
    75~79歳47,81675~79歳69,353
    80~84歳38,12980~84歳45,054
    85~89歳21,59685~89歳25,124
    90歳以上4,75090歳以上3,838