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ブレオS軟膏5mg/g

基本情報

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

商品名 ブレオS軟膏5mg/g
主成分 ブレオマイシン硫酸塩
分類名称 抗腫瘍性抗生物質製剤
剤形 無色~微黄色半透明の軟膏剤
商品画像
製薬会社 日本化薬株式会社
効能 細胞のDNA(デオキシリボ核酸)鎖を切断したり、DNA合成を抑えてがん細胞の増殖を抑えます。
通常、皮膚がんの治療に用います。
使用上の注意
  • 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。肺障害またはその既往がある。心疾患、腎機能障害、肝機能障害がある。胸部やその周辺部に放射線治療を受けている。水痘(水ぼうそう)にかかっている。以前にブレオマイシン、ペプロマイシンンの投与を受けたことがある。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
  • 用法・用量
  • 通常、1日1回患部100cm2(10cm×10cm)あたり1~2.5g(主成分として5~12.5mg(力価))を閉鎖密封療法(ODT。軟膏を患部に塗り、その上にラップをのせてからガーゼなどで覆い、テープで固定する方法)で塗ります。閉鎖密封療法が困難な場合は1日2~3回塗ります。本剤は1本中に5g(25mg)含有します。必ず指示された使用方法に従ってください。
  • 患部に塗る前によく手を洗い、塗り終わったらただちにその指をきれいに洗ってください。
  • 眼の周囲に塗る場合は眼に入らないように注意してください。
  • 使い忘れた場合は気がついた時点ですぐ1回分使用してください。絶対に2回分を一度に使用しないでください。
  • 誤って多く塗った場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、使うのを止めないでください。
  • 生活上の注意
  • 授乳中の方は、この薬を使用している間は授乳をしないことが望ましいとされていますので、必ず医師に相談してください。
  • 副作用 主な副作用として、疼痛、発赤、皮膚炎、色素沈着、びらん、過敏症状などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
    まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
    このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 発熱、から咳、呼吸困難 [間質性肺炎、肺線維症]

  • 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
    保管方法その他
  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄には注意が必要なため受け取った薬局や医療機関に相談してください。他の人に渡さないでください。
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    ※医薬品を使用するとき、疑問・心配があるときは医師、薬剤師にご相談ください。
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