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メタルカプターゼカプセル200mg

基本情報

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

商品名 メタルカプターゼカプセル200mg
主成分 ペニシラミン
分類名称 解毒剤
剤形 キャップが淡かっ色、ボディが淡黄色のカプセル剤
商品画像
製薬会社 大正富山医薬品株式会社
効能 鉛・水銀・銅などの重金属と結合して体外へ排出させる作用により、重金属の蓄積による症状を改善します。
通常、ウイルソン病(肝レンズ核変性症)(銅が体内にたまる病気)や鉛・水銀・銅の中毒の治療に用いられます。
使用上の注意
  • 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。血液障害またはその既往歴、腎機能障害またはその既往歴、肝機能障害がある。全身性エリテマトーデス、成長期の小児で結合組織の代謝障害である。
  • 妊娠または授乳中。
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
  • 用法・用量
  • ウイルソン病(肝レンズ核変性症)または鉛・水銀・銅の中毒(成人):通常、成人は1日5カプセル(主成分として1,000mg)を1日1~数回に分けて食前空腹時に服用します。年齢・症状・忍容性・薬への反応などに応じて、一般に1日3~7カプセル(600~1,400mg)の範囲で適宜増減されます。必ず指示された服用方法に従ってください。
    鉛・水銀・銅の中毒(小児)
    :通常、小児は1日に体重1kgあたり主成分として20~30mgを食前空腹時に数回に分けて服用します。年齢・症状・忍容性・薬への反応などに応じて適宜増減されますが、1日5カプセル(主成分として1,000mg)が上限です。必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 飲み忘れた場合は、気がついた時に、できるだけ早く飲み忘れた分(1回分)を飲んでください。ただし、次に飲むまでの時間が近い場合は飲み忘れた分をとばして、次の服用時間に1回分を飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、飲むのを止めないでください。
  • 生活上の注意
  • この薬は使用している間に重篤な副作用があらわれることもあるので、この治療の必要性や注意すべき点などについて十分に理解できるまで説明を受けてください。
  • この薬を使用する前および使用中は、通常1~2週間ごとに腎機能検査(クレアチニンなど)が行われます。
  • 副作用 主な副作用として、発疹、かゆみなどが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
    まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
    このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 突然の高熱、寒気、喉の痛み [無顆粒球症などの重篤な血液障害]
  • むくみ、尿量が減る、息苦しい [ネフローゼ症候群(膜性腎症など)]
  • 味がわからない、視力の低下、中心部が見づらい [味覚脱失、視神経炎]
  • 発熱、全身の皮膚や粘膜に大小の破れやすい水ぶくれ(水疱)やびらんが多発する、筋肉の疲労感 [SLE様症状、天疱瘡様症状、重症筋無力症]
  • 筋力の低下、飲み込みにくい、発熱 [多発性筋炎、筋不全麻痺]

  • 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
    保管方法その他
  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄方法がわからない場合は受け取った薬局や医療機関に相談してください。他の人に渡さないでください。
  • 同じ薬効の薬を探す 解毒剤
    同じ成分の薬を探す ペニシラミン
    同じ製薬会社の薬を探す 大正富山医薬品株式会社

    ※医薬品を使用するとき、疑問・心配があるときは医師、薬剤師にご相談ください。
    ※「薬検索:処方薬」では、「一般社団法人 くすりの適正使用協議会」が提供する「くすりのしおり®」のデータを利用しております。
    ※「薬検索:市販薬」では、セルフメディケーション・データベースセンターが提供するデータを利用しております。
    ※なお、当サービスによって生じた損害について、シミックソリューションズ株式会社及びくすりの適正使用協議会、セルフメディケーション・データベースセンターではその賠償の責任を一切負わないものとします。

    薬効分類別数量

    各年代別の薬剤の処方数です。(2018年04月~2019年03月)
    ※厚生労働省の第5回NDBオープンデータ「外来(院外)_性年齢別薬効分類別数量」を基にしています。

    男性女性
    0~4歳00~4歳0
    5~9歳05~9歳0
    10~14歳010~14歳0
    15~19歳2,51515~19歳0
    20~24歳020~24歳3,177
    25~29歳10,42925~29歳9,698
    30~34歳11,27030~34歳8,381
    35~39歳12,63735~39歳13,163
    40~44歳13,30640~44歳8,040
    45~49歳29,63445~49歳5,150
    50~54歳24,85550~54歳8,509
    55~59歳21,39555~59歳6,673
    60~64歳8,70160~64歳6,345
    65~69歳2,02565~69歳8,566
    70~74歳070~74歳0
    75~79歳075~79歳1,412
    80~84歳080~84歳0
    85~89歳1,90885~89歳0
    90歳以上090歳以上0