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メタルカプターゼカプセル100mg

基本情報

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

商品名 メタルカプターゼカプセル100mg
主成分 ペニシラミン
分類名称 解毒剤
剤形 キャップ部が赤、ボディ部が淡黄色不透明のカプセル剤
商品画像
製薬会社 大正富山医薬品株式会社
効能 免疫調節作用により関節リウマチの痛みやこわばりをやわらげ、また、鉛・水銀・銅などの重金属と結合して体外へ排出させる作用により重金属の蓄積による症状を改善します。
通常、関節リウマチ、ウイルソン病(肝レンズ核変性症)(銅が体内にたまる病気)や鉛・水銀・銅の中毒の治療に用いられます。
使用上の注意
  • 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。血液障害またはその既往歴、腎機能障害またはその既往歴、骨髄機能低下、全身状態悪化、肝機能障害がある。全身性エリテマトーデス、成長期の小児で結合組織の代謝障害、手術直後である。
  • 妊娠または妊娠している可能性がある、授乳中。
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
  • 用法・容量
  • 関節リウマチ:通常、成人は1回1カプセル(主成分として100mg)を1日1~3回、食事と食事の間の空腹時に服用します。年齢・体重・症状・忍容性・薬への反応などに応じて適宜増減されますが、一般に1日1カプセル(100mg)から服用し始め、4週間以上の間隔をおいて、1カプセル(100mg)ずつ増量され維持量が決定されます。1日3カプセル(300mg)で効果不十分な場合には増量されますが、1日6カプセル(600mg)が上限です。必ず指示された服用方法に従ってください。
    ウイルソン病(肝レンズ核変性症)または鉛・水銀・銅の中毒(成人)
    :通常、成人は1日10カプセル(主成分として1,000mg)を1日1~数回に分けて食前空腹時に服用します。年齢・症状・忍容性・薬への反応などに応じて、一般に1日6~14カプセル(600~1,400mg)の範囲で適宜増減されます。必ず指示された服用方法に従ってください。
    鉛・水銀・銅の中毒(小児)
    :通常、小児は1日に体重1kgあたり主成分として20~30mgを食前空腹時に数回に分けて服用します。年齢・症状・忍容性・薬への反応などに応じて適宜増減されますが、1日10カプセル(主成分として1,000mg)が上限です。必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 飲み忘れた場合は、気がついた時に、できるだけ早く飲み忘れた分(1回分)を飲んでください。ただし、次に飲むまでの時間が近い場合は飲み忘れた分をとばして、次の服用時間に1回分を飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、飲むのを止めないでください。
  • 生活上の注意
  • この薬は使用している間に重篤な副作用があらわれることもあるので、この治療の必要性や注意すべき点などについて十分に理解できるまで説明を受けてください。
  • 関節リウマチ:服用前には必ず血液、腎機能、肝機能などの検査を行ってください。血液障害、肝・腎機能障害などの重篤な副作用が起こることがありますので、この薬を使用中は、通常は最初の2ヵ月は1~2週間ごと、その後は2~4週間ごとに臨床検査(血液および尿検査など)が行われます。
  • 鉛・水銀・銅の中毒:ので、この薬を使用する前および使用中は、通常1~2週間ごとに腎機能検査(クレアチニンなど)が行われます。
  • 副作用 主な副作用として、発疹、かゆみなどが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
    まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
    このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 突然の高熱、寒気、喉の痛み [無顆粒球症などの重篤な血液障害]
  • むくみ、尿量が減る、息苦しい [ネフローゼ症候群(膜性腎症など)]
  • 味がわからない、視力の低下、中心部が見づらい [味覚脱失、視神経炎]
  • 発熱、全身の皮膚や粘膜に大小の破れやすい水ぶくれ(水疱)やびらんが多発する、筋肉の疲労感 [SLE様症状、天疱瘡様症状、重症筋無力症]
  • 筋力の低下、飲み込みにくい、発熱 [多発性筋炎、筋不全麻痺]

  • 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
    保管方法その他
  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄方法がわからない場合は受け取った薬局や医療機関に相談してください。他の人に渡さないでください。
  • 同じ薬効の薬を探す 解毒剤
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    ※医薬品を使用するとき、疑問・心配があるときは医師、薬剤師にご相談ください。
    ※「薬検索:処方薬」では、「一般社団法人 くすりの適正使用協議会」が提供する「くすりのしおり®」のデータを利用しております。
    ※「薬検索:市販薬」では、セルフメディケーション・データベースセンターが提供するデータを利用しております。
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    薬効分類別数量

    各年代別の薬剤の処方数です。(2018年04月~2019年03月)
    ※厚生労働省の第5回NDBオープンデータ「外来(院外)_性年齢別薬効分類別数量」を基にしています。

    男性女性
    0~4歳00~4歳0
    5~9歳05~9歳0
    10~14歳5,54510~14歳0
    15~19歳11,85015~19歳5,204
    20~24歳22,70720~24歳17,617
    25~29歳24,33525~29歳24,243
    30~34歳66,32730~34歳31,817
    35~39歳84,56435~39歳35,530
    40~44歳83,42440~44歳68,010
    45~49歳101,16945~49歳74,887
    50~54歳88,02050~54歳76,356
    55~59歳48,47155~59歳79,093
    60~64歳42,48660~64歳79,207
    65~69歳27,03665~69歳111,103
    70~74歳27,46970~74歳107,534
    75~79歳20,09275~79歳90,520
    80~84歳12,90080~84歳62,436
    85~89歳8,19985~89歳34,907
    90歳以上1,69690歳以上11,715