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アルダクトンA細粒10%

基本情報

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

商品名 アルダクトンA細粒10%
主成分 スピロノラクトン
分類名称 利尿剤
剤形 白色の細粒剤
商品画像
製薬会社 ファイザー株式会社
効能 腎臓でナトリウムと水の排泄を促進し、カリウムの排泄を抑えて、尿量を増やし、体内の余分な水分を排泄することにより、血圧を下げたり、体のむくみを取ります。
通常、高血圧症(本態性、腎性など)、心性浮腫(うっ血性心不全)、腎性浮腫、肝性浮腫、特発性浮腫、悪性腫瘍に伴う浮腫および腹水、栄養失調性浮腫の治療、また原発性アルドステロン症の診断および症状の改善に用いられます。
使用上の注意
  • 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。無尿または急性腎不全、高カリウム血症、アジソン病、冠動脈硬化症または脳動脈硬化症、腎機能障害、肝機能障害、食塩制限をしている。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
  • 用法・用量
  • 通常、成人は1日0.5~1g(主成分として50~100mg)を分けて服用しますが、年齢・症状により適宜増減されます。本剤は1g中に主成分100mgを含有します。必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 夜間の排尿のために睡眠の妨げになることがあります。医師の指示がある場合以外は午前中に服用するようにしてください。
  • 飲み忘れた場合は、気がついた時にできるだけ早く飲んでください。ただし、次に通常に服用する時間が近い場合は飲まずに、次の服用時間から1回分を飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。吐き気、嘔吐、傾眠状態、精神錯乱、斑状丘疹、紅斑、下痢、電解質失調(血中ナトリウム、カリウム、カルシウム量の異常)、脱水を起こす可能性があります。
  • 医師の指示なしに、飲むのを止めないでください。
  • 生活上の注意
  • この薬を連用する場合、高カリウム血症などの電解質異常があらわれることがありますので、定期的に検査が行われます。
  • 血圧が下がることにより、めまい、ふらつきなどがあらわれることがありますので、車の運転や高い所での作業、危険をともなう機械の操作などには十分注意してください。
  • 副作用 主な副作用として、女性型乳房、乳房腫脹、性欲減退、陰萎、多毛、月経不順、無月経、閉経後に性器出血、声が低音化、発疹、蕁麻疹、食欲不振、吐き気・嘔吐、口渇、下痢、便秘、けん怠感、動悸、発熱、そばかすなどが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
    まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
    このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 不整脈・胸痛、全身けん怠感、脱力 [電解質異常(高カリウム血症、低ナトリウム血症、代謝性アシドーシスなど)]
  • 尿量減少、手足や顔のむくみ、頭痛 [急性腎不全]
  • 発疹、粘膜のびらん・水ぶくれ、高熱 [中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群]

  • 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
    保管方法その他
  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、湿気を避けて室温(1~30℃)で保管し、遮光保存してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄方法がわからない場合は受け取った薬局や医療機関に相談してください。他の人に渡さないでください。
  • 同じ薬効の薬を探す 利尿剤
    同じ成分の薬を探す スピロノラクトン
    同じ製薬会社の薬を探す ファイザー株式会社

    ※医薬品を使用するとき、疑問・心配があるときは医師、薬剤師にご相談ください。
    ※「薬検索:処方薬」では、「一般社団法人 くすりの適正使用協議会」が提供する「くすりのしおり®」のデータを利用しております。
    ※「薬検索:市販薬」では、セルフメディケーション・データベースセンターが提供するデータを利用しております。
    ※なお、当サービスによって生じた損害について、シミックソリューションズ株式会社及びくすりの適正使用協議会、セルフメディケーション・データベースセンターではその賠償の責任を一切負わないものとします。

    薬効分類別数量

    各年代別の薬剤の処方数です。(2018年04月~2019年03月)
    ※厚生労働省の第5回NDBオープンデータ「外来(院外)_性年齢別薬効分類別数量」を基にしています。

    男性女性
    0~4歳77,4200~4歳73,487
    5~9歳53,8125~9歳44,722
    10~14歳29,08610~14歳24,705
    15~19歳15,87415~19歳14,642
    20~24歳10,88720~24歳8,031
    25~29歳5,74525~29歳5,384
    30~34歳4,00530~34歳5,308
    35~39歳4,42135~39歳4,446
    40~44歳3,25540~44歳4,548
    45~49歳3,94945~49歳0
    50~54歳4,14650~54歳3,996
    55~59歳4,82455~59歳5,390
    60~64歳7,61560~64歳7,700
    65~69歳14,93665~69歳13,290
    70~74歳19,13070~74歳19,875
    75~79歳24,07775~79歳32,523
    80~84歳29,33480~84歳62,159
    85~89歳30,42285~89歳106,065
    90歳以上24,68490歳以上177,354