ベプリコール錠100mg（オルガノン株式会社）| 処方薬 | お薬検索

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

商品名	ベプリコール錠100mg
主成分	ベプリジル塩酸塩水和物
分類名称	不整脈用剤
剤形	白色～微黄白色の錠剤、直径8.1mm、厚さ3.5mm
製薬会社	オルガノン株式会社
効能	心筋の異常な収縮を抑えることにより持続性心房細動や頻脈性（脈拍数が増加するタイプ）の不整脈を改善します。また、心臓の血管を広げて血流量を増やすことにより狭心症の症状を改善します。通常、持続性心房細動、頻脈性不整脈（心室性）、狭心症の治療に用いられます。
使用上の注意	以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。うっ血性心不全、刺激伝導障害（房室ブロック、洞房ブロック、脚ブロックなど）、洞性徐脈（心拍数の減少）、QT延長がある。心疾患（心筋梗塞、弁膜症、心筋症など）、心室機能障害がある。血圧が低い。電解質異常（血清カリウム低下やマグネシウム低下など）がある。U波を認める。クモ膜下出血や頭蓋内出血がある。器質的心疾患（虚血性心疾患や心筋症など）がある（持続性心房細動の場合）。腎機能障害、肝機能障害がある。妊娠、妊娠している可能性がある、または授乳中他に薬などを使っている（お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください）。
用法・用量	持続性心房細動：通常、成人は1日主成分として100mgから服用を開始し、効果が不十分な場合は1日200mgまで増量され、2回に分けて服用しますが、年齢・症状により適宜減量されます。頻脈性不整脈（心室性）、狭心症：通常、成人は1回主成分として100mgを1日2回服用しますが、年齢・症状により適宜増減されます。本剤は1錠中に主成分100mgを含みます。いずれの場合も、必ず指示された服用方法に従ってください。この薬の使用前に血液検査が行われます。飲み忘れた場合は、気がついた時点で1回分を飲んでください。ただし、次の服用時間が近い場合は、忘れた分を飲まないで、次の服用時間に1回分を飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。QT延長（めまい、動悸、気を失う）、心室頻拍（めまい、動悸、胸の不快感、気を失う）、心室細動（気を失う）、アダムス・ストークス症候群（めまい、気を失う、脈が遅くなる）などがあらわれる可能性があります。このような症状があらわれたら、ただちに受診してください。医師の指示なしに、飲むのを止めないでください。
生活上の注意	この薬の使用中は、定期的な心電図、脈拍、血圧、心胸比などの検査が行われます。また、必要に応じて血液検査が行われます。特に、心筋梗塞・弁膜症・心筋症など基礎心疾患のある人、高齢の人、他の不整脈治療薬を飲んでいる人は少量から使用が開始され、頻回に心電図が測定されます。この薬の使用中（特に使用開始から4ヵ月以内）に間質性肺炎（咳、息切れ、息苦しい、発熱）があらわれることがありますので、定期的に胸部X線などの検査が行われます。カルシウム拮抗剤の使用を急に中止したときに、症状が悪化したとの報告がありますので、医師の指示なしに使用を中止しないでください。めまいなどがあらわれることがありますので、自動車の運転など、危険を伴う機械の操作に従事する際には注意してください。
副作用	主な副作用として、徐脈、動悸、肝機能異常（全身倦怠感、食欲不振、吐き気など）、頭痛、めまい、ふらつき感、吐き気、胃部不快感、腹部不快感、食欲不振、下痢、便秘、胸やけ、口渇、発疹、倦怠感、排尿障害、発熱、胸部不快感、ほてりなどが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。まれに下記のような症状があらわれ、[　]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。動悸、めまい、失神　[QT延長、心室頻拍（Torsade de pointesを含む）、心室細動、洞停止、房室ブロック] 発熱、下痢、貧血、全身倦怠感　[無顆粒球症] 発熱、から咳、呼吸困難　[間質性肺炎] 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
保管方法その他	乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、湿気を避けて室温（1～30℃）で保管してください。薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄方法がわからない場合は受け取った薬局や医療機関に相談してください。他の人に渡さないでください。
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各年代別の薬剤の処方数です。（2018年04月～2019年03月）
※厚生労働省の第5回NDBオープンデータ「外来（院外）_性年齢別薬効分類別数量」を基にしています。

男性		女性
0～4歳	0	0～4歳	0
5～9歳	0	5～9歳	0
10～14歳	0	10～14歳	0
15～19歳	0	15～19歳	0
20～24歳	2,608	20～24歳	0
25～29歳	2,570	25～29歳	1,484
30～34歳	9,982	30～34歳	1,425
35～39歳	12,984	35～39歳	2,330
40～44歳	36,703	40～44歳	8,229
45～49歳	92,775	45～49歳	14,156
50～54歳	158,656	50～54歳	20,735
55～59歳	265,047	55～59歳	38,208
60～64歳	357,723	60～64歳	76,835
65～69歳	579,533	65～69歳	156,267
70～74歳	590,800	70～74歳	218,525
75～79歳	519,481	75～79歳	228,297
80～84歳	372,037	80～84歳	202,830
85～89歳	149,747	85～89歳	156,979
90歳以上	42,282	90歳以上	54,919