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フェリセルツ散20%

基本情報

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

商品名	フェリセルツ散20%
主成分	クエン酸鉄アンモニウム
分類名称	その他の診断用医薬品
剤形	黄褐色の粉末、白色の結晶、白色の結晶性粉末から成る散剤
製薬会社	大塚製薬株式会社
効能	腹部磁気共鳴コンピューター断層撮影（MRI）検査時に服用する造影剤です。MRIの撮像条件により、この薬があるところ（消化管）を画像上白くしたり、黒くしたりすることで他の臓器とのコントラストを明瞭にし、造影効果を高めます。通常、消化管（胃、十二指腸、空腸）や胆道膵管の撮影時に用いられます。
使用上の注意	以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。ヘモクロマトーシスなどの鉄過剰症の治療を受けている。妊娠または授乳中他に薬などを使っている（お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください）。
用法・用量	消化管（胃、十二指腸、空腸）造影：通常、成人は1包（主成分として600mg）を300mLの水に溶かして服用します。なお、必要に応じて2包（1,200mg）まで増量されます。胆道膵管撮影時の消化管陰性造影：通常、成人は2包（主成分として1,200mg）を150mLの水に溶かして服用します。いずれの場合も、必ず指示された服用方法に従ってください。
生活上の注意	便が黒色を呈することがあります。また、一過性に歯や舌が黒色などに着色することがあります。
副作用	主な副作用として、下痢、発疹（発赤、蕁麻疹、全身の発疹）、アレルギー反応、胸やけ、肩痛などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。下記のような症状があらわれ、[　]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。このような場合には、すぐに医師の診療を受けてください。該当する記載事項はありません。以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
保管方法その他
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※医薬品を使用するとき、疑問・心配があるときは医師、薬剤師にご相談ください。
※「薬検索：処方薬」では、「一般社団法人くすりの適正使用協議会」が提供する「くすりのしおり®」のデータを利用しております。
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