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ラステットSカプセル50mg

基本情報

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

商品名 ラステットSカプセル50mg
主成分 エトポシド
分類名称 抗腫瘍性植物成分製剤
剤形 薄いだいだい色のカプセル剤、2号カプセル
商品画像
製薬会社 日本化薬株式会社
効能 細胞のDNA(デオキシリボ核酸)の複製に関わる酵素を阻害し、がん細胞の殺細胞と増殖抑制を示します。
通常、肺小細胞がん、悪性リンパ腫、子宮頸がんまたはがん化学療法後に増悪した卵巣がんの治療に用いられます。
使用上の注意
  • 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。骨髄抑制、肝障害、腎障害がある。感染症、水痘症(水ぼうそう)にかかっている。
  • 妊娠、妊娠している可能性がある、授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
  • 用法・用量
  • 肺小細胞がん:通常、成人は1日主成分として175~200mgを5日間毎日服用し、3週間休みます。これを1クールとし繰り返します。なお、疾患、症状により適宜増減されます。
    悪性リンパ腫:状態に応じA法またはB法が選択されます。
    A法:通常、成人は1日主成分として175~200mgを5日間毎日服用し、3週間休みます。これを1クールとし繰り返します。なお、疾患、症状により適宜増減されます。
    B法:通常、成人は1日主成分として50mgを21日間毎日服用し、1~2週間休みます。これを1クールとし繰り返します。なお、疾患、症状により適宜増減されます。
    子宮頸がん:通常、成人は1日主成分として50mgを21日間毎日服用し、1~2週間休みます。これを1クールとし繰り返します。なお、疾患、症状により適宜減量されます。
    がん化学療法後に増悪した卵巣がん:通常、成人は1日主成分として50mg/m2を21日間毎日服用し、1週間休みます。これを1クールとし繰り返します。なお、状態により適宜減量されます。
    いずれも、必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 飲み忘れに気づいた場合には、その薬は飲まずにとばして、次の決められた時間に次の薬を飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、飲むのを止めないでください。
  • 生活上の注意
  • 骨髄機能が低下すると、感染が起こりやすくなったり、出血が起こりやすくなったりしますが、自分ではなかなか気づきません。したがって定期的に血液検査などの臨床検査をして早期発見を心がける必要があります。
  • 妊娠する可能性のある女性やパートナーが妊娠する可能性がある男性は、適切に避妊を行ってください。
  • 授乳中の方は、この薬を使用している間は授乳をしないことが望ましいとされていますので、必ず医師に相談してください。
  • 副作用 主な副作用として、貧血、吐き気・嘔吐、食欲不振、脱毛、倦怠感などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
    このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 貧血、発熱、出血傾向(鼻血、歯ぐきの出血、皮下出血など)、倦怠感 [骨髄抑制]
  • 発熱、から咳、呼吸困難 [間質性肺炎]

  • 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
    保管方法その他
  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄方法がわからない場合は受け取った薬局や医療機関に相談してください。他の人に渡さないでください。
  • 同じ薬効の薬を探す 抗腫瘍性植物成分製剤
    同じ成分の薬を探す エトポシド
    同じ製薬会社の薬を探す 日本化薬株式会社

    ※医薬品を使用するとき、疑問・心配があるときは医師、薬剤師にご相談ください。
    ※「薬検索:処方薬」では、「一般社団法人 くすりの適正使用協議会」が提供する「くすりのしおり®」のデータを利用しております。
    ※「薬検索:市販薬」では、セルフメディケーション・データベースセンターが提供するデータを利用しております。
    ※なお、当サービスによって生じた損害について、シミックソリューションズ株式会社及びくすりの適正使用協議会、セルフメディケーション・データベースセンターではその賠償の責任を一切負わないものとします。

    薬効分類別数量

    各年代別の薬剤の処方数です。(2018年04月~2019年03月)
    ※厚生労働省の第5回NDBオープンデータ「外来(院外)_性年齢別薬効分類別数量」を基にしています。

    男性女性
    0~4歳00~4歳0
    5~9歳05~9歳0
    10~14歳010~14歳0
    15~19歳015~19歳0
    20~24歳020~24歳0
    25~29歳025~29歳0
    30~34歳030~34歳0
    35~39歳035~39歳0
    40~44歳040~44歳0
    45~49歳045~49歳0
    50~54歳050~54歳0
    55~59歳055~59歳0
    60~64歳060~64歳0
    65~69歳1,52165~69歳0
    70~74歳070~74歳0
    75~79歳1,11475~79歳1,064
    80~84歳1,21580~84歳0
    85~89歳085~89歳0
    90歳以上090歳以上0