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バリキサ錠450mg

基本情報

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

商品名 バリキサ錠450mg
主成分 バルガンシクロビル塩酸塩
分類名称 抗ウイルス剤
剤形 淡赤色の錠剤、長径17.0mm、短径8.0mm、厚さ7.0mm
商品画像
製薬会社 田辺三菱製薬株式会社
効能 サイトメガロウイルスのDNAの複製を阻害することにより、抗ウイルス作用を示します。
通常、後天性免疫不全症候群、臓器移植(造血幹細胞移植も含む)、悪性腫瘍におけるサイトメガロウイルス感染症の治療および臓器移植(造血幹細胞移植を除く)におけるサイトメガロウイルス感染症の発症抑制に用いられます。
使用上の注意
  • 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。骨髄抑制がある。
  • 妊娠中、妊娠している可能性がある、授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
  • 用法・容量
  • サイトメガロウイルス感染症
    初期治療:通常、成人は1回2錠(バルガンシクロビルとして900mg)を1日2回、食後に服用します。
    維持治療:通常、成人は1回2錠(バルガンシクロビルとして900mg)を1日1回、食後に服用します。
    臓器移植(造血幹細胞移植を除く)におけるサイトメガロウイルス感染症の発症抑制
    通常、成人は1回2錠(バルガンシクロビルとして900mg)を1日1回、食後に服用します。
    通常、小児は体表面積(身長と体重から計算)や症状により医師が決めた量を、1日1回、食後に服用します。1日2錠(バルガンシクロビルとして900mg)を越えることはありません。
    いずれの場合も、必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 錠剤を割ったり、粉砕しないで飲んでください。
  • 飲み忘れた場合は、気がついた時にできるだけ早く飲んでください。ただし、次に飲む時間が近い場合は、忘れた分は飲まないで1回分を飛ばしてください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、飲むのをやめないでください。
  • 生活上の注意
  • 痙攣、鎮静、めまい、運動失調、錯乱が起こることがありますので、車の運転や危険を伴う機械の操作などは避けてください。
  • この薬の使用中に腎臓の働きを調べることがあります。医師の指示を守って腎機能検査(血清クレアチニン、クレアチニンクリアランス)を受けてください。
  • 動物実験で、催奇形性(胎児に奇形を生じる可能性)および遺伝毒性があることが報告されています。妊娠の可能性のある女性は服用期間中、男性は服用期間中および服用終了後90日間は避妊してください。
  • 副作用 主な副作用として、下痢、吐き気、嘔吐、口腔カンジダ症、腹痛、上腹部痛、胃不快感、発熱、疲労、倦怠感、頭痛、貧血、咳、不眠、発疹、皮膚炎、鼻咽頭炎、副鼻腔炎、網膜剥離などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
    まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
    このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 貧血症状、発熱、鼻や歯ぐきからの出血 [骨髄抑制、汎血球減少、再生不良性貧血、白血球減少、好中球減少、貧血、血小板減少]
  • 腹痛、黒色便、血を吐く [血小板減少に伴う重篤な出血(消化管出血を含む)]
  • 尿量の減少、むくみ、食欲低下 [腎不全]
  • 急激な上腹部痛および腰背部の痛み、発熱、吐き気 [膵炎]
  • ふるえを伴う急激な高熱、関節痛、筋肉痛 [敗血症などの骨髄障害および免疫系障害に関連する感染症]

  • 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
    保管方法その他
  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄方法がわからない場合は受け取った薬局や医療機関に相談してください。他の人に渡さないでください。
  • 同じ薬効の薬を探す 抗ウイルス剤
    同じ成分の薬を探す バルガンシクロビル塩酸塩
    同じ製薬会社の薬を探す 田辺三菱製薬株式会社

    ※医薬品を使用するとき、疑問・心配があるときは医師、薬剤師にご相談ください。
    ※「薬検索:処方薬」では、「一般社団法人 くすりの適正使用協議会」が提供する「くすりのしおり®」のデータを利用しております。
    ※「薬検索:市販薬」では、セルフメディケーション・データベースセンターが提供するデータを利用しております。
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    薬効分類別数量

    各年代別の薬剤の処方数です。(2018年04月~2019年03月)
    ※厚生労働省の第5回NDBオープンデータ「外来(院外)_性年齢別薬効分類別数量」を基にしています。

    男性女性
    0~4歳3,7090~4歳2,125
    5~9歳1,8875~9歳1,224
    10~14歳2,85910~14歳1,952
    15~19歳3,52215~19歳3,168
    20~24歳3,38920~24歳3,774
    25~29歳7,00725~29歳3,671
    30~34歳8,33730~34歳5,033
    35~39歳11,61935~39歳6,552
    40~44歳15,49140~44歳8,967
    45~49歳16,58045~49歳11,380
    50~54歳17,64250~54歳10,092
    55~59歳17,65655~59歳10,224
    60~64歳19,59260~64歳14,007
    65~69歳21,26965~69歳12,335
    70~74歳21,30570~74歳13,735
    75~79歳11,88775~79歳7,601
    80~84歳7,44180~84歳5,099
    85~89歳2,89785~89歳1,361
    90歳以上090歳以上0