お薬検索

MSコンチン錠10mg

基本情報

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

商品名 MSコンチン錠10mg
主成分 モルヒネ硫酸塩水和物
分類名称 アヘンアルカロイド系麻薬
剤形 うすい黄褐色の錠剤、直径7.1mm、厚さ4.4mm
商品画像
製薬会社 塩野義製薬株式会社
効能 中枢神経系のオピオイド受容体に作用し、痛みを抑えます。
通常、激しい痛みをともなう各種がんにおける鎮痛に用いられます。
使用上の注意
  • 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。呼吸機能障害、気管支喘息、肝障害、心不全、けいれんの経験、急性アルコール中毒、出血性大腸炎、細菌性下痢がある。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
  • 用法・用量
  • 通常、成人は1回1~6錠(主成分として10~60mg)を1日2回服用しますが、初回は1回1錠(10mg)の服用が望ましいとされています。症状に応じて適宜増減されます。必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 痛いときだけの頓用はしないでください。
  • 痛みが残っている場合や眠気が強い場合は医師に申し出てください。
  • かまずに飲んでください。割ったり砕いたりしないでください。
  • 飲み忘れた場合は、気がついたときにすぐに飲んでください。あとは指示どおりの時間に飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。急に薬を中止すると不都合な症状があらわれることがあります。
  • 生活上の注意
  • 眠くなったり、めまいがあらわれることがあるので、自動車の運転や危険をともなう機械の操作は避けてください。
  • アルコールにより薬の作用や副作用が強まることがあります。
  • 授乳中の方は、この薬を使っている間は授乳を避けてください。
  • 副作用 主な副作用として、便秘、吐き気、嘔吐、口渇、食欲不振、眠気、傾眠、発疹、かゆみなどが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
    まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
    このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 顔面蒼白、息苦しい、眼や口唇のまわりのはれ [ショック]
  • 薬を飲む必要がないときにも飲みたくなる [依存性]
  • 息苦しい、息切れ [呼吸抑制]
  • 考えがまとまらない、わけの分からないことを話す、実際にはない物が見えたり音が聞こえたりするように感じる [錯乱、せん妄]
  • 便秘、お腹がはる、激しい腹痛 [麻痺性イレウス、中毒性巨大結腸]

  • 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
    保管方法その他
  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、湿気を避けて室温(1~30℃)で保管してください。
  • この薬をほかの人にあげたりしないでください。
  • 薬が残ったり、いらなくなった場合は、受け取った病院または薬局に返却してください。
  • この薬を海外に持ち出す場合または海外から持ち込む場合には事前に地方厚生(支)局への申請が必要です。詳細は医師または薬剤師にご相談ください。
  • 同じ薬効の薬を探す アヘンアルカロイド系麻薬
    同じ成分の薬を探す モルヒネ硫酸塩水和物
    同じ製薬会社の薬を探す 塩野義製薬株式会社

    ※医薬品を使用するとき、疑問・心配があるときは医師、薬剤師にご相談ください。
    ※「薬検索:処方薬」では、「一般社団法人 くすりの適正使用協議会」が提供する「くすりのしおり®」のデータを利用しております。
    ※「薬検索:市販薬」では、セルフメディケーション・データベースセンターが提供するデータを利用しております。
    ※なお、当サービスによって生じた損害について、シミックソリューションズ株式会社及びくすりの適正使用協議会、セルフメディケーション・データベースセンターではその賠償の責任を一切負わないものとします。

    薬効分類別数量

    各年代別の薬剤の処方数です。(2018年04月~2019年03月)
    ※厚生労働省の第5回NDBオープンデータ「外来(院外)_性年齢別薬効分類別数量」を基にしています。

    男性女性
    0~4歳00~4歳0
    5~9歳05~9歳0
    10~14歳010~14歳0
    15~19歳1,42815~19歳1,369
    20~24歳020~24歳0
    25~29歳025~29歳1,819
    30~34歳2,18230~34歳3,420
    35~39歳6,53235~39歳6,122
    40~44歳9,20040~44歳22,500
    45~49歳21,96245~49歳26,759
    50~54歳27,83350~54歳40,518
    55~59歳31,96555~59歳48,295
    60~64歳47,89860~64歳46,878
    65~69歳79,09065~69歳62,481
    70~74歳86,41670~74歳70,754
    75~79歳74,87075~79歳49,601
    80~84歳52,31680~84歳44,064
    85~89歳25,53485~89歳17,382
    90歳以上10,29690歳以上11,940