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ジフルカンカプセル50mg

基本情報

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

商品名 ジフルカンカプセル50mg
主成分 フルコナゾール
分類名称 その他の化学療法剤
剤形 白色/白色のカプセル剤、長径13.5mm、短径5.3mm
商品画像
製薬会社 ファイザー株式会社
効能 トリアゾール系の抗真菌剤で、真菌(カビの一種)の発育を抑え、体内の真菌感染症に効果を示します。
通常、カンジダ属およびクリプトコッカス属による真菌血症、呼吸器真菌症、消化管真菌症、尿路真菌症、真菌髄膜炎、カンジダ属に起因する腟炎および外陰腟炎の治療に用いられます。
また、造血幹細胞移植患者における深在性真菌症の予防に用いられます。
使用上の注意
  • 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。腎機能障害、肝機能障害、心疾患または電解質異常がある。
  • 妊娠、妊娠している可能性がある、授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
  • 用法・容量
  • 成人
    カンジダ症:通常、1回1~2カプセル(主成分として50~100mg)を1日1回服用します。
    クリプトコッカス症:通常、1回1~4カプセル(主成分として50~200mg)を1日1回服用します。
    なお、重症または難治性真菌感染症の場合には、1日量として8カプセル(主成分として400mg)まで増量されます。
    カンジダ属に起因する腟炎および外陰腟炎:通常、1回3カプセル(主成分として150mg)を1回服用します。
    造血幹細胞移植患者における深在性真菌症の予防:通常、1回8カプセル(主成分として400mg)を1日1回服用します。
    小児
    カンジダ症:通常、1回主成分として3mg/kgを1日1回服用します。
    クリプトコッカス症:通常、1回主成分として3~6mg/kgを1日1回服用します。
    なお、重症または難治性真菌感染症の場合には、1日量として12mg/kgまで増量されます。
    造血幹細胞移植患者における深在性真菌症の予防:通常、1回主成分として12mg/kgを1日1回服用します。なお、状態に応じて適宜減量されます。
    ただし、1日量として400mgを超えません。
    新生児
    生後14日までの新生児は、主成分として小児と同じ用量を72時間毎に服用します。
    生後15日以降の新生児は、主成分として小児と同じ用量を48時間毎に服用します。
    本剤は1カプセル中に主成分50mgを含有します。いずれの場合も、必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 腎臓に障害のある人は、この薬を使用する前に、クレアチニン・クリアランスの検査が行われます。
  • 飲み忘れた場合は、1日以内に気がついた場合であれば、気がついた時点で1回分を飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。肝機能検査値上昇や錯乱(注意力が散漫になる、問いかけに間違った答えをする、行動にまとまりがない)、嗜眠(刺激がないと眠ってしまう)、見当識障害(自分のいる場所や時間、自分や人の名前などがわからなくなる)、不眠、悪夢、幻覚(実際には存在しないものを存在するかのように感じる)、多形性紅斑(円形の斑の辺縁部にむくみによる環状の隆起を伴ったものが多発する、発熱、関節や喉の痛み)、吐き気・嘔吐、妄想行動(根拠が無いのに、あり得ないことを考えてしまう、論理的な説得を受け入れようとしない)などがあらわれることがあります。これらの症状があらわれた場合には、ただちに医師に連絡してください。
  • 医師の指示なしに、飲むのを止めないでください。
  • 生活上の注意
  • ワルファリンと併用する場合は、出血のしやすさを確認するため、血液検査の回数が増やされることがあります。
  • この薬を使用する際には、定期的に血液検査、腎機能検査、肝機能検査、血中電解質検査、心電図検査などが行われます。
  • 副作用 主な副作用として、吐き気、発疹、下痢、嘔吐などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
    まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
    このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 血管浮腫、顔面浮腫、かゆみ [ショック、アナフィラキシー]
  • 高熱、紅斑、口内炎 [中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群]
  • 出血傾向(出血しやすく止まりにくい)、紫斑、けん怠感 [血液障害]
  • 尿量減少、手足や顔のむくみ、全身けん怠感 [急性腎障害]
  • 全身けん怠感、食欲不振、皮膚や白目が黄色くなる [肝障害]

  • 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
    保管方法その他
  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、湿気を避けて室温(1~30℃)で保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄方法がわからない場合は受け取った薬局や医療機関に相談してください。他の人に渡さないでください。
  • 同じ薬効の薬を探す その他の化学療法剤
    同じ成分の薬を探す フルコナゾール
    同じ製薬会社の薬を探す ファイザー株式会社

    ※医薬品を使用するとき、疑問・心配があるときは医師、薬剤師にご相談ください。
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    薬効分類別数量

    各年代別の薬剤の処方数です。(2018年04月~2019年03月)
    ※厚生労働省の第5回NDBオープンデータ「外来(院外)_性年齢別薬効分類別数量」を基にしています。

    男性女性
    0~4歳00~4歳0
    5~9歳1,1305~9歳0
    10~14歳2,02710~14歳1,114
    15~19歳015~19歳2,089
    20~24歳020~24歳6,060
    25~29歳025~29歳5,348
    30~34歳030~34歳4,208
    35~39歳1,50335~39歳3,826
    40~44歳1,92640~44歳3,463
    45~49歳045~49歳3,688
    50~54歳3,28250~54歳2,704
    55~59歳1,55055~59歳1,541
    60~64歳2,26360~64歳3,553
    65~69歳2,98265~69歳4,425
    70~74歳7,34770~74歳5,938
    75~79歳11,26975~79歳12,616
    80~84歳6,91680~84歳9,568
    85~89歳4,59685~89歳4,853
    90歳以上090歳以上1,822