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ミノマイシン錠50mg

基本情報

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

商品名 ミノマイシン錠50mg
主成分 ミノサイクリン塩酸塩
分類名称 主としてグラム陽性・陰性菌、リケッチア、クラミジアに作用するもの
剤形 黄色~暗黄色の錠剤、直径5.7mm、厚さ3.2mm
商品画像
製薬会社 ファイザー株式会社
効能 テトラサイクリン系の抗生物質で、細菌が増殖するために必要な蛋白質の合成を阻害することによって抗菌作用を示します。
通常、皮膚科、呼吸器、耳鼻科、泌尿生殖器、歯科領域など広い範囲の感染症の治療に使用されます。
使用上の注意
  • 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。食物などをのみ込むのが困難である。食事または口から摂取する栄養を十分にとれていない、全身状態が悪い。腎機能障害、肝機能障害がある。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
  • 用法・容量
  • 通常、成人は初回2~4錠〔ミノサイクリンとして100~200mg(力価)〕を服用し、以後12時間ごとまたは24時間ごとに2錠〔100mg(力価)〕を服用します。年齢・体重・症状により適宜増減されます。必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 食道に長く留まってしまうと潰瘍を作ることがありますので、多めの水で服用し、就寝直前の服用などには注意してください。
  • 飲み忘れた場合は、気がついたときにできるだけ早く1回分を飲んでください。ただし、次の通常飲む時間が近い場合は、忘れた分は飲まないで1回分を飛ばしてください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。肝障害(疲れやすい、全身けん怠感、力が入らない、吐き気、食欲不振)などがあらわれる可能性があります。いくつかの症状が同じような時期にあらわれた場合は、使用を中止し、ただちに医師に連絡してください。
  • 医師の指示なしに、飲むのを止めないでください。
  • 生活上の注意
  • めまい感があらわれることがありますので、自動車の運転などの危険を伴う機械の操作および高所での作業などは行わないでください。
  • 自己免疫性肝炎(全身けん怠感、吐き気、嘔吐、食欲不振、発熱、上腹部痛、皮膚や白目が黄色くなる、かゆみ、尿の色が濃くなる)、血液障害(発熱、寒気、喉の痛み、鼻血、歯ぐきからの出血、あおあざができる、出血が止まりにくい、頭が重い、動悸、息切れ)、急性腎障害(尿量が減る、むくみ、全身けん怠感)、間質性腎炎(発熱、発疹、関節痛、吐き気、嘔吐、下痢、腹痛、むくみ、尿量が減る)があらわれることがありますので、この薬の使用中は定期的に検査が行われます。その場合には、指定された日時に検査を受けてください。
  • 小児(特に8歳未満の小児)が使用した場合、歯の着色・エナメル質形成不全や骨の発育不全を起こすことがありますので、保護者は何か変だなと感じた場合には、すぐに、医師または薬剤師に連絡してください。
  • 服用中に尿が黄褐~茶褐色、緑、青に変色したとの報告があります。
  • 副作用 主な副作用として、めまい感、吐き気、食欲不振、腹痛、嘔吐などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
    まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
    このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 不快感・口内異常感、呼吸困難、意識障害 [ショック、アナフィラキシー]
  • 全身けん怠感、関節痛、顔の赤い発疹 [ループス様症候群]
  • 体重減少、関節痛・筋肉痛、しびれ [結節性多発動脈炎、顕微鏡的多発血管炎]
  • 発熱、紅斑・かゆみ、眼充血 [中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群、多形紅斑、剥脱性皮膚炎]
  • 発疹、発熱、リンパ節腫脹 [薬剤性過敏症症候群]

  • 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
    保管方法その他
  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、光、湿気を避けて室温(1~30℃)で保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄方法がわからない場合は受け取った薬局や医療機関に相談してください。他の人に渡さないでください。
  • 同じ薬効の薬を探す 主としてグラム陽性・陰性菌、リケッチア、クラミジアに作用するもの
    同じ成分の薬を探す ミノサイクリン塩酸塩
    同じ製薬会社の薬を探す ファイザー株式会社

    ※医薬品を使用するとき、疑問・心配があるときは医師、薬剤師にご相談ください。
    ※「薬検索:処方薬」では、「一般社団法人 くすりの適正使用協議会」が提供する「くすりのしおり®」のデータを利用しております。
    ※「薬検索:市販薬」では、セルフメディケーション・データベースセンターが提供するデータを利用しております。
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    薬効分類別数量

    各年代別の薬剤の処方数です。(2018年04月~2019年03月)
    ※厚生労働省の第5回NDBオープンデータ「外来(院外)_性年齢別薬効分類別数量」を基にしています。

    男性女性
    0~4歳00~4歳0
    5~9歳50,1775~9歳43,123
    10~14歳342,86010~14歳314,100
    15~19歳999,32015~19歳655,443
    20~24歳675,55120~24歳717,844
    25~29歳545,98225~29歳654,851
    30~34歳494,85530~34歳538,355
    35~39歳482,10235~39歳468,989
    40~44歳478,37840~44歳469,520
    45~49歳466,58645~49歳425,971
    50~54歳404,10450~54歳319,080
    55~59歳334,67455~59歳254,890
    60~64歳326,92260~64歳247,120
    65~69歳372,24965~69歳336,683
    70~74歳360,26370~74歳326,497
    75~79歳327,03775~79歳328,197
    80~84歳257,01180~84歳271,995
    85~89歳148,60585~89歳235,969
    90歳以上77,30690歳以上202,094