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リン酸コデイン散1%「ホエイ」

基本情報

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

商品名 リン酸コデイン散1%「ホエイ」
主成分 コデインリン酸塩水和物
分類名称 鎮咳去たん剤
剤形 白色の散剤
商品画像
製薬会社 ヴィアトリス製薬株式会社
効能 延髄の咳嗽中枢に直接作用して咳反射を抑制することにより咳を鎮めます。また腸管ぜん動運動を抑制して、止瀉作用を現します。
通常、各種呼吸器疾患における鎮咳・鎮静、疼痛時における鎮痛、激しい下痢症状の改善に用いられます。
使用上の注意
  • 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。呼吸抑制、気管支喘息発作中、肝機能障害、慢性肺疾患に続発する心不全、痙攣状態、急性アルコール中毒、出血性大腸炎、細菌性下痢がある。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
  • 用法・用量
  • 通常、成人には、1回2g(主成分として20mg)を1日3回服用します。年齢・症状により適宜増減されます。必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 飲み忘れた場合は、気がついた時点で1回分を飲んでください。ただし、次の飲む時間が近い場合は、忘れた分を飲まないで、次の飲む時間に1回分を飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、飲むのを止めないでください。
  • 生活上の注意
  • 眠気、めまいがあらわれることがありますので、自動車の運転など、危険を伴う機械の操作は避けてください。
  • アルコールで、薬の作用が強められ、呼吸抑制、低血圧、顕著な鎮静または昏睡が起こることがありますので、注意してください。
  • この薬を続けて飲んでいると、薬をたくさん飲みたいとか、薬がないといられない気持ちになるなど薬物依存の症状があらわれる可能性があります。このような症状があらわれたら、医師に連絡してください。
  • この薬の量を急激に減らしたり、中止したりすることで、あくび、くしゃみ、涙が流れる、発汗、吐き気、嘔吐、下痢、腹痛、散瞳、頭痛、不眠、不安、せん妄、手足の震え、全身の筋肉・関節痛、息苦しいなどの退薬症候があらわれる可能性があるため、この薬を中止する場合には、徐々に減量されます。
  • 授乳中の方は、この薬を使用している間は授乳を避けてください。
  • 副作用 主な副作用として、発疹、かゆみなどが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
    まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
    このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 薬がないといられない、中止により吐き気・あくび・発汗・不眠・不安などを起こす [依存性]
  • 息切れ、呼吸緩慢、不規則な呼吸 [呼吸抑制]
  • 意識が乱れ正常な思考ができなくなる、時間や場所などが判らない [錯乱、せん妄]
  • 胸の痛み、呼吸困難、皮膚・唇・手足の爪が青くなる [無気肺、気管支痙攣、喉頭浮腫]
  • 激しい腹痛、腹部膨満感、吐き気・嘔吐 [麻痺性イレウス、中毒性巨大結腸]

  • 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
    保管方法その他
  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、湿気を避けて室温(1~30℃)で保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄方法がわからない場合は受け取った薬局や医療機関に相談してください。他の人に渡さないでください。
  • 同じ薬効の薬を探す 鎮咳去たん剤
    同じ成分の薬を探す コデインリン酸塩水和物
    同じ製薬会社の薬を探す ヴィアトリス製薬株式会社

    ※医薬品を使用するとき、疑問・心配があるときは医師、薬剤師にご相談ください。
    ※「薬検索:処方薬」では、「一般社団法人 くすりの適正使用協議会」が提供する「くすりのしおり®」のデータを利用しております。
    ※「薬検索:市販薬」では、セルフメディケーション・データベースセンターが提供するデータを利用しております。
    ※なお、当サービスによって生じた損害について、シミックソリューションズ株式会社及びくすりの適正使用協議会、セルフメディケーション・データベースセンターではその賠償の責任を一切負わないものとします。

    薬効分類別数量

    各年代別の薬剤の処方数です。(2018年04月~2019年03月)
    ※厚生労働省の第5回NDBオープンデータ「外来(院外)_性年齢別薬効分類別数量」を基にしています。

    男性女性
    0~4歳2,9520~4歳2,961
    5~9歳5,7585~9歳4,844
    10~14歳12,45610~14歳11,821
    15~19歳49,52215~19歳44,992
    20~24歳75,85220~24歳116,603
    25~29歳118,49025~29歳152,383
    30~34歳160,99030~34歳212,770
    35~39歳193,13535~39歳256,783
    40~44歳218,63640~44歳303,405
    45~49歳224,28945~49歳306,512
    50~54歳204,48750~54歳278,361
    55~59歳227,64355~59歳288,437
    60~64歳239,79760~64歳306,629
    65~69歳321,81465~69歳374,248
    70~74歳285,19870~74歳369,556
    75~79歳280,23675~79歳381,664
    80~84歳213,01780~84歳290,013
    85~89歳96,64985~89歳168,613
    90歳以上28,96390歳以上75,828