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ダイアモックス末

基本情報

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

商品名 ダイアモックス末
主成分 アセタゾラミド
分類名称 利尿剤
剤形 白色~微黄白色の粉末剤
商品画像
製薬会社 株式会社三和化学研究所
効能 炭酸脱水酵素を阻害することで、血中の酸素量を増やしてアシドーシスを改善、眼圧低下、てんかんの発作の抑制、尿量を増やしてむくみを緩和、メニエル症候群の改善、月経前緊張症の緩解などの作用を示します。
通常、緑内障、てんかん、肺気腫における呼吸性アシドーシス、心性浮腫、肝性浮腫、月経前緊張症、メニエル病およびメニエル症候群の治療に用いられます。
使用上の注意
  • 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。肝障害・肝機能障害、無尿、腎障害、高クロール血症性アシドーシス、体液中ナトリウム・カリウムが減少、副腎機能不全、アジソン病、緑内障
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬を使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、大衆薬も含めて他に使用中の医薬品に注意してください)。
  • 用法・用量
  • 緑内障:通常、成人は1日250~1,000mgを分けて服用します。
    てんかん
    :通常、成人は1日250~750mgを分けて服用します。
    肺気腫における呼吸性アシドーシスの改善、心性浮腫、肝性浮腫
    :通常、成人は1日1回250~500mgを服用します。
    月経前緊張症
    :通常、成人は1日1回125~375mgを月経前5~10日間または症状が発現した日から服用します。
    メニエル病およびメニエル症候群
    :通常、成人は1日1回250~750mgを服用します。
    いずれの場合も年齢・症状により適宜増減されます。必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 飲み忘れた場合は気がついた時点で、できるだけ早く1回分を飲んでください。ただし、次の通常飲む時間が近い場合は1回とばして、次の服用時間に1回分を飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。
  • 生活上の注意
  • めまい、ふらつきなどが現れることがありますので、車の運転や高いところでの作業、危険を伴う機械の操作などには十分注意してください。
  • 副作用 主な副作用として、発疹、発熱、知覚異常(しびれ)、頻尿・多尿などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
    まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
    このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 全身けん怠感、手足の震え、過呼吸(深く大きい呼吸) [代謝性アシドーシス、電解質異常]
  • 顔面蒼白・冷や汗、呼吸困難、蕁麻疹 [ショック、アナフィラキシー様症状]
  • 発熱、咽頭痛、インフルエンザ様症状 [再生不良性貧血、溶血性貧血、無顆粒球症]
  • 鼻・歯ぐきからの出血、月経血の増加、四肢などの皮下出血 [血小板減少性紫斑病]
  • 発熱、粘膜の発赤・びらん、紅斑 [皮膚粘膜眼症候群、中毒性表皮壊死症]
  • 尿量減少、むくみ、血尿 [急性腎不全、腎・尿路結石]
  • 考えがまとまらない、幻覚、筋肉が発作的に収縮する状態 [精神錯乱、痙攣]
  • 全身けん怠感、吐き気、皮膚や結膜などが黄色くなる [肝機能障害、黄疸]

  • 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
    保管方法その他
  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。
  • 同じ薬効の薬を探す 利尿剤
    同じ成分の薬を探す アセタゾラミド
    同じ製薬会社の薬を探す 株式会社三和化学研究所

    ※医薬品を使用するとき、疑問・心配があるときは医師、薬剤師にご相談ください。
    ※「薬検索:処方薬」では、「一般社団法人 くすりの適正使用協議会」が提供する「くすりのしおり®」のデータを利用しております。
    ※「薬検索:市販薬」では、セルフメディケーション・データベースセンターが提供するデータを利用しております。
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    薬効分類別数量

    各年代別の薬剤の処方数です。(2018年04月~2019年03月)
    ※厚生労働省の第5回NDBオープンデータ「外来(院外)_性年齢別薬効分類別数量」を基にしています。

    男性女性
    0~4歳00~4歳0
    5~9歳1,5825~9歳1,715
    10~14歳2,92710~14歳3,488
    15~19歳5,16215~19歳5,690
    20~24歳3,39320~24歳5,924
    25~29歳3,50225~29歳5,699
    30~34歳5,22330~34歳5,910
    35~39歳5,76535~39歳4,988
    40~44歳5,75140~44歳8,264
    45~49歳6,58345~49歳7,002
    50~54歳5,14450~54歳4,697
    55~59歳4,00755~59歳3,137
    60~64歳3,74060~64歳1,763
    65~69歳2,18665~69歳2,551
    70~74歳2,96870~74歳1,727
    75~79歳1,22075~79歳1,612
    80~84歳080~84歳1,193
    85~89歳085~89歳1,277
    90歳以上090歳以上1,101