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スルモンチール散10%

基本情報

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

商品名 スルモンチール散10%
主成分 トリミプラミンマレイン酸塩
分類名称 精神神経用剤
剤形 白色の散剤
商品画像
製薬会社 共和薬品工業株式会社
効能 三環系抗うつ剤で、神経伝達物質であるセロトニンやノルアドレナリンの再取り込み阻害作用により意欲を高めます。
通常、精神科領域におけるうつ病・うつ状態の治療に用いられます。
使用上の注意
  • 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。緑内障がある。心筋梗塞の回復初期である。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
  • 用法・用量
  • 通常、成人は1日0.5~1g(トリミプラミンとして50~100mg)から服用を開始し、1日2g(200mg)まで徐々に増量され、1日数回に分けて服用します。まれに1日3g(300mg)まで増量されることがあります。治療を受ける疾患や年齢・症状により適宜減量されます。必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 飲み忘れた場合は、気がついたときにすぐに飲んでください。ただし、次に飲む時間が近いときは、1回とばしてください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。急に薬を中止すると不都合な症状があらわれることがあります。
  • 生活上の注意
  • 眠くなったり注意力・集中力が落ちたりすることがあるので、自動車の運転や危険をともなう機械の操作は避けてください。
  • 飲酒により薬の作用や副作用が強まることがあります。
  • 不安になる、いらいらする、あせる、興奮しやすい、発作的にパニック状態になる、ちょっとした刺激で気持ちや体の変調を来す、敵意を持つ、攻撃的になる、衝動的に行動する、じっとしていることができない、などの症状があらわれることがあります。これらの症状があらわれた場合は、医師に相談してください。この薬との関連性は明らかではありませんが、これらの症状があらわれた人の中には、うつ症状などのもともとある病気の症状が悪化する場合や、死んでしまいたいと感じたり、他人に対して危害を加えたりする場合があります。
  • 副作用 主な副作用として、口渇、眠気、倦怠感、めまい、頭痛、発疹、黄疸、かゆみなどが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
    まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
    このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 筋肉がこわばる、頻脈、発熱 [悪性症候群]
  • 発熱、のどの痛み、体がだるい [無顆粒球症]
  • 食欲不振、便秘、お腹がはる、激しい腹痛 [麻痺性イレウス]
  • 実際にはない物が見えたり音が聞こえたりするように感じる、考えがまとまらない [幻覚、譫妄、精神錯乱]

  • 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
    保管方法その他
  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、光、湿気を避けて室温(1~30℃)で保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄については受け取った薬局や医療機関に相談してください。
  • 同じ薬効の薬を探す 精神神経用剤
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    ※医薬品を使用するとき、疑問・心配があるときは医師、薬剤師にご相談ください。
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