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フェノバール錠30mg

基本情報

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

商品名 フェノバール錠30mg
主成分 フェノバルビタール
分類名称 催眠鎮静剤、抗不安剤
剤形 白色の錠剤、直径7.0mm、厚さ3.0mm
商品画像
製薬会社 第一三共株式会社
効能 GABAA受容体のサブユニットに存在するバルビツール酸誘導体結合部位に結合することにより、抑制性伝達物質GABAの受容体親和性を高め、Clチャネル開口作用を増強して神経機能抑制作用を促進します。
通常、不眠症、不安緊張状態の鎮静、てんかんのけいれん発作、自律神経発作、精神運動発作の治療に用いられます。
使用上の注意
  • 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。急性間欠性ポルフィリン症、虚弱者・呼吸機能が低下、頭部外傷後遺症または進行した動脈硬化症、心障害、肝障害、腎障害、アルコール中毒、薬物依存傾向または既往歴、神経症、甲状腺機能低下症がある。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
  • 用法・用量
  • 通常、成人は主成分として1日30~200mgを1~4回に分けて服用します。不眠症では主成分として1回30~200mgを寝る前に服用します。
    治療を受ける疾患や年齢・症状により適宜増減されます。本剤は1錠中に主成分30mgを含有します。必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 不眠症の場合は、就寝の直前に服用してください。就寝した後、睡眠途中で一時的に起床して仕事などをする可能性があるときは飲まないでください。
  • 飲み忘れた場合は、気がついた時に1回分を飲んでください。ただし、次の飲む時間が近い場合は、忘れた分を飲まないで、次の飲む時間に1回分を飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。
  • 生活上の注意
  • 眠気、注意力・集中力・反射運動能力などの低下が起こることがありますので、自動車の運転や危険を伴う機械の操作は避けてください。
  • アルコールは薬の作用を強めることがありますので、注意してください。
  • セイヨウオトギリソウ(セント・ジョーンズ・ワート)を含む健康食品と一緒に飲むと、本剤の作用を弱めることがありますので、避けてください。
  • 副作用 副作用として、眠気、めまい、全身性の赤い発疹などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
    まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
    このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 熱が出る、目の充血、全身の皮膚が赤くはれて発疹や水疱ができる [中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群、紅皮症(剥脱性皮膚炎)]
  • 発疹が出る、熱が出る、リンパ節がはれる [過敏症症候群]
  • この薬の使用を中止しようとしてもやめられずに使用を続けたくなる [依存性]
  • のどが痛い、熱が出る、鼻血が出る、歯ぐきから出血する [顆粒球減少、血小板減少]
  • 全身がだるい、吐き気、皮膚や白目が黄色くなる [肝機能障害]

  • 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
    保管方法その他
  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、湿気を避けて室温(1~30℃)で保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄については受け取った薬局や医療機関に相談してください。
  • 同じ薬効の薬を探す 催眠鎮静剤、抗不安剤
    同じ成分の薬を探す フェノバルビタール
    同じ製薬会社の薬を探す 第一三共株式会社

    ※医薬品を使用するとき、疑問・心配があるときは医師、薬剤師にご相談ください。
    ※「薬検索:処方薬」では、「一般社団法人 くすりの適正使用協議会」が提供する「くすりのしおり®」のデータを利用しております。
    ※「薬検索:市販薬」では、セルフメディケーション・データベースセンターが提供するデータを利用しております。
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    薬効分類別数量

    各年代別の薬剤の処方数です。(2018年04月~2019年03月)
    ※厚生労働省の第5回NDBオープンデータ「外来(院外)_性年齢別薬効分類別数量」を基にしています。

    男性女性
    0~4歳4,4080~4歳3,546
    5~9歳20,4845~9歳13,399
    10~14歳79,98610~14歳68,037
    15~19歳176,65715~19歳144,912
    20~24歳284,80920~24歳267,878
    25~29歳561,72625~29歳427,934
    30~34歳900,93530~34歳748,147
    35~39歳1,357,90535~39歳1,129,945
    40~44歳1,980,76040~44歳1,541,637
    45~49歳2,362,32645~49歳1,896,447
    50~54歳1,959,37850~54歳1,547,289
    55~59歳1,692,45055~59歳1,306,032
    60~64歳1,494,50560~64歳1,131,365
    65~69歳1,527,23665~69歳1,169,774
    70~74歳1,244,00570~74歳1,034,222
    75~79歳946,04975~79歳815,224
    80~84歳592,64280~84歳634,648
    85~89歳281,57285~89歳370,799
    90歳以上106,93590歳以上229,002