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ネオーラル25mgカプセル[自己免疫疾患用]

基本情報

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

商品名 ネオーラル25mgカプセル[自己免疫疾患用]
主成分 シクロスポリン
分類名称 他に分類されない代謝性医薬品
剤形 淡黄色のカプセル剤、長径14mm、短径8.2mm
商品画像
製薬会社 ノバルティス ファーマ株式会社
効能 リンパ球に特異的・可逆的な免疫抑制作用を示し、主にヘルパーT細胞の活性化を抑え、異常な免疫反応を抑えます。
通常、眼症状のあるベーチェット病およびその他の非感染性ぶどう膜炎、乾せん、再生不良性貧血、赤芽球ろう、ネフローゼ症候群、重症筋無力症、アトピー性皮膚炎の治療に使用されます。
使用上の注意
  • 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。神経ベーチェット病、腎障害、肝障害、感染症、悪性腫瘍またはその既往歴がある。アトピー性皮膚炎で活動性単純ヘルペス感染がある。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
  • 用法・用量
  • ベーチェット病、非感染性ぶどう膜炎:通常、1回体重あたり主成分として2.5mg/kg(体重50kgで125mg)を1日2回服用し、徐々に減量して維持量は1回1.5~2.5mg/kg(体重50kgで75~125mg)を1日2回服用します。
    乾せん
    :通常、1回体重あたり主成分として2.5mg/kg(体重50kgで125mg)を1日2回服用し、徐々に減量して維持量は1回1.5mg/kg(体重50kgで75mg)を1日2回服用します。
    再生不良性貧血、赤芽球ろう
    :通常、1回体重あたり主成分として3mg/kg(体重50kgで150mg)を1日2回服用します。
    頻回再発型ネフローゼ症候群
    :通常、成人は1回体重あたり主成分として0.75mg/kg(体重50kgで37.5mg)、小児は1回1.25mg/kg(体重20kgで25mg)を1日2回服用します。
    ステロイド抵抗性ネフローゼ症候群
    :通常、成人は1回体重あたり主成分として1.5mg/kg(体重50kgで75mg)、小児は1回2.5mg/kg(体重20kgで50mg)を1日2回服用します。
    全身型重症筋無力症
    :通常、1回体重あたり主成分として2.5mg/kg(体重50kgで125mg)を1日2回服用します。効果がみられたら徐々に減量して、維持量は1回1.5mg/kg(体重50kgで75mg)を1日2回服用します。
    アトピー性皮膚炎
    :通常、成人は1回体重あたり主成分として1.5mg/kg(体重50kgで75mg)を1日2回服用します。症状により適宜増減されますが、1回2.5mg/kg(体重50kgで125mg)を超えることはありません。
    この薬は1カプセル中に主成分25mgを含みますが、含有量が異なるカプセルと組み合わせて服用することもあります。治療を受ける疾患や症状により適宜増減されます。必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 飲み忘れた場合は、気がついた時に1回分を飲んでください。ただし、次の服用時間が5時間以内の場合は、飲まないでおき、次に飲む時間から飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、飲むのを止めたり、この薬のかわりにサンディミュンを飲んだりしないでください。
  • 生活上の注意
  • 免疫が抑えられて感染しやすくなるおそれがありますので、手洗いやうがい、歯みがきをして常に清潔な状態を維持するよう心がけてください。
  • 予防接種を受ける場合には、医師または薬剤師に相談してください。
  • グレープフルーツ(ジュース)はこの薬の作用を強めることがありますので、これらを一緒に飲食することは避けてください。
  • セイヨウオトギリソウ(セント・ジョーンズ・ワート)含有食品はこの薬の作用を弱めることがありますので、これらを一緒に飲むことは避けてください。
  • 他院や他科に受診の際は、この薬の服用を医師、薬剤師に伝えてください。
  • 副作用 主な副作用として、腎障害(尿量減少、むくみ)、肝障害(全身倦怠感、黄疸)、吐き気、嘔吐、感染症、多毛、振戦(手足の震え)、歯肉肥厚、血圧上昇、高血糖(のどがかわく、多飲)などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
    まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
    このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • けいれん、意識障害、視覚障害 [可逆性後白質脳症症候群、高血圧性脳症などの中枢神経系障害]
  • 激しい上腹部の痛み、発熱、吐き気 [急性膵炎]
  • 出血傾向、鼻血、紫斑 [血栓性微小血管障害]
  • 手足の筋肉の痛み、こわばり、脱力感 [横紋筋融解症]
  • リンパ節腫脹、発熱、食欲不振 [悪性腫瘍]

  • 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
    保管方法その他
  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、湿気を避けて室温(1~30℃)で保管してください。
  • PTPシートの状態で保管し、服用直前にシートから取り出してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄方法がわからない場合は受け取った薬局や医療機関に相談してください。他の人に渡さないでください。
  • 同じ薬効の薬を探す 他に分類されない代謝性医薬品
    同じ成分の薬を探す シクロスポリン
    同じ製薬会社の薬を探す ノバルティス ファーマ株式会社

    ※医薬品を使用するとき、疑問・心配があるときは医師、薬剤師にご相談ください。
    ※「薬検索:処方薬」では、「一般社団法人 くすりの適正使用協議会」が提供する「くすりのしおり®」のデータを利用しております。
    ※「薬検索:市販薬」では、セルフメディケーション・データベースセンターが提供するデータを利用しております。
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    薬効分類別数量

    各年代別の薬剤の処方数です。(2018年04月~2019年03月)
    ※厚生労働省の第5回NDBオープンデータ「外来(院外)_性年齢別薬効分類別数量」を基にしています。

    男性女性
    0~4歳4,9980~4歳0
    5~9歳152,4745~9歳55,437
    10~14歳254,74310~14歳155,939
    15~19歳239,10515~19歳144,479
    20~24歳132,08020~24歳129,128
    25~29歳142,13225~29歳166,810
    30~34歳178,55730~34歳196,094
    35~39歳223,16635~39歳263,137
    40~44歳311,53140~44歳401,310
    45~49歳370,43045~49歳505,240
    50~54歳332,65650~54歳506,568
    55~59歳344,83255~59歳474,824
    60~64歳429,13760~64歳556,031
    65~69歳574,85365~69歳657,499
    70~74歳572,25170~74歳676,777
    75~79歳469,84075~79歳593,762
    80~84歳279,06180~84歳419,400
    85~89歳125,69985~89歳203,827
    90歳以上26,26890歳以上69,686