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ゾビラックス顆粒40%

基本情報

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。

商品名 ゾビラックス顆粒40%
主成分 アシクロビル
分類名称 抗ウイルス剤
剤形 白色~微黄白色の顆粒剤
商品画像
製薬会社 グラクソ・スミスクライン株式会社
効能 ウイルスDNAの複製を阻害することによりウイルスの増殖を抑えます。
通常、単純疱疹、帯状疱疹、水痘(小児のみ)の治療や、造血幹細胞移植の際の単純疱疹の発症、性器ヘルペスの再発(体重40kg以上の小児のみ)を抑えるために用いられます。
使用上の注意
  • 以前に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。免疫機能が低下している(悪性腫瘍、自己免疫疾患など)。脱水症状をおこしやすい(高齢者など)。腎障害、肝障害がある。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
  • 用法・容量
  • [成人]
    単純疱疹:通常、成人は1回0.5g(主成分として200mg)を1日5回服用します。
    造血幹細胞移植における単純ヘルペスウイルス感染症(単純疱疹)の発症抑制:通常、成人は1回0.5g(主成分として200mg)を1日5回造血幹細胞移植施行7日前より施行後35日まで服用します。
    帯状疱疹:通常、成人は1回2g(主成分として800mg)を1日5回服用します。
    [小児]
    単純疱疹:通常、小児は1回体重1kgあたり0.05g(主成分として20mg)を1日4回服用しますが、1回最高用量は0.5g(主成分として200mg)です。
    造血幹細胞移植における単純ヘルペスウイルス感染症(単純疱疹)の発症抑制:通常、小児は1回体重1kgあたり0.05g(主成分として20mg)を1日4回造血幹細胞移植施行7日前より施行後35日まで服用しますが、1回最高用量は0.5g(主成分として200mg)です。
    帯状疱疹:通常、小児は1回体重1kgあたり0.05g(主成分として20mg)を1日4回服用しますが、1回最高用量は2g(主成分として800mg)です。
    水痘:通常、小児は1回体重1kgあたり0.05g(主成分として20mg)を1日4回服用しますが、1回最高用量は2g(主成分として800mg)です。
    性器ヘルペスの再発抑制:通常、体重40kg以上の小児は1回体重1kgあたり0.05g(主成分として20mg)を1日4回服用しますが、1回最高用量は0.5g(主成分として200mg)です。
    いずれの場合も、年齢・症状により適宜増減されます。必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 通常、朝食後、昼食後、午後4時頃、夕食後、就寝前の5回を目安に1日5回服用してください。
    小児の場合には通常、朝食後、昼食後、午後4時頃、夕食後を目安に1日4回服用してください。
  • 飲み忘れた場合は、気がついた時点ですぐに1回分を服用してください。ただし、次に服用する時間が近い場合は服用しないで、その後は指示された時間から服用してください。2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、飲むのを止めないでください。また、指示どおりに飲み続けても症状が改善しなかったり悪化したりした場合は、医師または薬剤師に相談してください。
  • 生活上の注意
  • 服薬中は普段より多めに水分をとってください。特に脱水症状をおこしやすい方(腎障害のある方や高齢者など)では、この薬の血中濃度が高く持続すると副作用があらわれやすくなるため、水分の補給を十分に行ってください。ただし、水分制限を指導されている方は医師または薬剤師に相談してください。
  • 自動車の運転など、危険を伴う機械の操作に従事する方は、意識障害などが起こることがあるので、十分注意してください。なお、腎機能障害のある方は、特に意識障害などがあらわれやすいので、医師から控えるように指示されている場合には危険を伴う機械の操作を避けてください。
  • 腎障害のある方や高齢者は、特に精神神経症状や腎機能障害があらわれやすいので、症状があらわれた場合は、使用を中止し、すぐに医師に相談してください。
  • 副作用 主な副作用として、貧血、下痢、軟便、吐き気、嘔吐、腹痛、胃痛、心窩部痛、胃不快感、頭痛などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
    まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
    このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 呼吸困難、まぶた・口唇・舌の腫れ、動悸 [アナフィラキシーショック、アナフィラキシー]
  • 発熱、出血しやすい、全身けん怠感 [汎血球減少、無顆粒球症などの血液障害]
  • 尿量減少、むくみ、全身けん怠感 [急性腎障害、尿細管間質性腎炎]
  • 昏睡、幻覚、痙攣 [精神神経症状]
  • 結膜充血、中央に浮腫を伴った紅斑、口腔や陰部粘膜などのただれ [中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群]

  • 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
    保管方法その他
  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、湿気を避けて室温(1~30℃)で保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄方法がわからない場合は受け取った薬局や医療機関に相談してください。他の人に渡さないでください。
  • 同じ薬効の薬を探す 抗ウイルス剤
    同じ成分の薬を探す アシクロビル
    同じ製薬会社の薬を探す グラクソ・スミスクライン株式会社

    ※医薬品を使用するとき、疑問・心配があるときは医師、薬剤師にご相談ください。
    ※「薬検索:処方薬」では、「一般社団法人 くすりの適正使用協議会」が提供する「くすりのしおり®」のデータを利用しております。
    ※「薬検索:市販薬」では、セルフメディケーション・データベースセンターが提供するデータを利用しております。
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    薬効分類別数量

    各年代別の薬剤の処方数です。(2018年04月~2019年03月)
    ※厚生労働省の第5回NDBオープンデータ「外来(院外)_性年齢別薬効分類別数量」を基にしています。

    男性女性
    0~4歳24,8710~4歳21,733
    5~9歳71,0745~9歳68,916
    10~14歳27,03410~14歳22,887
    15~19歳015~19歳1,683
    20~24歳020~24歳0
    25~29歳025~29歳0
    30~34歳030~34歳0
    35~39歳035~39歳0
    40~44歳040~44歳0
    45~49歳045~49歳0
    50~54歳050~54歳0
    55~59歳055~59歳0
    60~64歳060~64歳0
    65~69歳1,86565~69歳2,000
    70~74歳1,85070~74歳1,609
    75~79歳2,11175~79歳1,409
    80~84歳1,52680~84歳1,491
    85~89歳085~89歳1,619
    90歳以上090歳以上0