用語解説

ピック病

ぴっくびょう
脳の前頭葉と側頭葉の血流低下、萎縮が原因となって起きる認知症。1898年、精神医学者アーノルド・ピックの報告から名づけられた。アルツハイマー病と似ているが、浪費・過食・窃盗などの異常行動や、感情の荒廃・人格の変化が特徴で、万引きなどの行動から社会的地位を失う場合も少なくない。画像診断技術の向上で正しく診断を得やすくなったものの、うつ病や統合失調症と誤診されているケースも多く実態調査が進められている。
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