用語解説

多血症

たけつしょう
血液中の赤血球数やヘモグロビンが標準値を超えて増加する病気。赤血球増加症とも言う。血液の粘り気が増すので、血流障害が起こって頭痛やめまいなどが現れるほか、血栓ができやすくなって、肺血栓や脳血管障害、虚血性心疾患などを引き起こすこともある。真性と二次性、相対性に分けられる。真性多血症は造血細胞(血液を作る細胞)の増殖、二次性多血症はエリスロポエチン(赤血球を作るよう促すホルモン)の産生増加によって起きる。相対性は、血液が濃縮されて相対的に赤血球数が増加して見える。
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