用語解説

エマージング・ウイルス

えまーじんぐ・ういるす
エマージ(emerge)とは英語で出現するという意味で、新興・再興感染症と訳される。1993年にWHOによってこれらの感染症の危険性と、監視体制の強化を指摘する警告が出された。この30年で出現したエマージング・ウイルスは20種類以上あり、エボラウイルスやHIV、ラッサウイルスなどが有名。抗生物質の濫用による薬剤耐性菌の出現、熱帯雨林への侵入、人口増加による公衆衛生環境の変化などがウイルス出現の背景にあるとされる。
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