
風や風が引き起こす音、モーター音等への恐怖
風の音や風で起こる音(風鈴、雨戸や網戸、トタン板の風でズレ動く音)などが引き金となって、恐怖心が生まれ、寒気や熱り、腹痛や吐き気が起こり体が震え萎縮し鼓膜を潰してしまって無音の世界に行きたくなる症状に悩んでいます。
常にでは無く、突然発症し短くて1日、長くて何度かの発症を繰り返し2、3週間続きます。
最初は風の引き起こす音から始まり、風鈴や冷蔵庫などの家電製品の動く音、クーラーの音も嫌になり、物音全てが恐怖となり、無音に近い世界を求め耳栓をして布団を被り部屋の隅に縮こまっているしかできなくなります。
症状が出て15年くらいになり、一度は精神科にお世話になりましたが、治療によるものというよりは自然に落ち着いてきたと言う感じとなり、それきりとなりました。
最近また発症頻度が上がり、生活に支障が出そうで家族にもバレそうで困っています。
深呼吸をしたり、意図的に独り言などを言って気を紛らわせようとしたり、恐怖心が想像や妄想の産物だと言い聞かせるのですが、2、3日でまた発症してしまいます。
聴覚過敏なのでしょうか。

まずは耳の機能に問題がないか検査されることを勧めます
音により体の不調が出ていらっしゃるので、まずは耳鼻咽喉科をご受診し耳の機能に問題がないか検査されることを勧めます。
たとえば三半規管がうまく機能していないと、吐き気や立ち眩み 腹痛などが起こることもまれではありません。
できれば、神経内科もしくは脳外科で頭部のMRIなどの検査ができたら万全です。
(大変まれではありますが、脳腫瘍でご相談者と同様の症状を体験される方もいます。)
器質的(身体的)に異常がなければ、精神科受診が良いと思います。
精神科のお薬も15年前とは比較できないほど進歩しているので、お悩みに対応可能なお薬もあると思います。
緊急性はないと思いますが、ご不調が継続しているようであれば、医師の受診をお勧めいたします。
ご回答いただいた
牧野真理子 先生
ドクター| ご活躍の場所 | 牧野クリニック(東京都中野区東中野) 診療部長 東邦大学医学部客員講師 JICA(国際協力機構)顧問医 優秀臨床専門医 アサヒビール産業医 オレンジページ産業医 日本心身医学会代議員 日本女性心身医学会理事 国際摂食障害学会会員 |
|---|---|
| ご専門 | 心身医学(心療内科) 女性の心身症(摂食障害など) 職場のメンタルヘルス 異文化間メンタルヘルス |
| ご経歴 | 国公立大学卒業後、北里大学医学部卒業 メルボルン大学医学部大学院卒業 |
| 著書 | 『誰も私をわかってくれない:摂食障害・心の迷路』(悠飛社:1999) 『異文化ストレスと心身医療』(新興医学出版社:2002) 『もういいや!!と叫んで心の毒出しができるメンタルデトックス』(祥伝社:2005) 『うつにもいろいろあるんです。』<漫画 細川貂々> (オレンジページ:2011) 【共著】 『医療看護学』(中山書店) 『職場のメンタルヘルス』(南山堂)など多数 【連載】 『からだの本』(オレンジページ)「女性とうつ」連載中 |
| 所属団体 | 日本心身医学会代議員 日本女性心身医学会理事 国際摂食障害学会会員 |
| 先生からの一言 | メンタルヘルスの疾患も早期発見が早期回復につながります。 小さなことと思ってももし悩んでいるようでしたらお気軽にご相談ください。 |





