おしえて先生

昨年の夏に蚊に刺された箇所が…

しん(#)・30~39歳男性 2015/01/19 投稿

昨年の夏に蚊に刺された箇所が、3~4か月以上経った今もずっとかゆいです。
それどころか、まるでつい今さっきやぶ蚊に刺されたかのような、おおきな腫れとかゆみが
何度も起こります。
かゆみの部分と腫れがどんどん大きくなっている気がします。

当時太ももを刺されました。
刺された種類は一般的なシマシマのやぶ蚊なのですが、
その時何か変な病原菌が入ってしまったのでしょうか?
それとも蚊の毒針が皮膚に入ってしまっているのでしょうか?

虫刺されの薬など塗っても何も効果がありません。
もしくは何からしの病気の発症のサインだったりしますか?

すぐに皮膚科を受診しウイルス感染の検査を

蚊に刺された時に生じる紅斑は、唾液成分に対する免疫反応(アレルギー)です。
普通は、刺されて10分ほどで皮膚が少し浮腫状になりますが、1~2日後にかゆみや、腫れ、紅斑などが起きることもあります。
しんさんはすでに、半年程度も経って、依然として刺された部位に腫れが続いているようですね。
これは普通ではありませんので、ぜひ、早く皮膚科専門医を受診して、ウイルス感染(EBウイルス)があるかどうかを調べてください。
もし、EBウイルスに感染していたなら、将来、リンパ腫と呼ばれる腫瘍ができる可能性があり、危険です。

ご回答いただいた

市橋正光 先生

ドクター
ご活躍の場所 アーツ銀座クリニック 院長
ご専門 皮膚科学(光線過敏症、皮膚がん、色素異常症、美容)、再生医療
ご経歴 神戸医科大学 卒業
神戸大学大学院医学研究科 修了
ロンドン大学皮膚科学研究所 留学
神戸大学医学部 教授
サンクリニック・サンケア研究所
森之宮医療大学抗加齢研究所長
再生未来クリニック・神戸 院長を経て、現職
所属団体 日本皮膚科学会、日本研究皮膚科学会、日本色素細胞学会、日本光医学・光生物学会、日本再生医療学会、日本抗加齢医学会、日本レーザー治療学会、NPO幹細胞治療研究機構、見た目のアンチエイジング研究会、細胞再生医療研究会、糖化ストレス研究会、国際医科学研究会、生命機能研究会、白斑研究会、日本コエンザイムQ協会、カシス協会
先生からの一言 人生を心身ともに健康に生きるには顔の肌のシミやシワなど、見た目の若さが大切です。そのためには太陽紫外線の有害性を知り、皮膚細胞のはたらきを高めることです。アンチエイジングであなたも若返りましょう。