
頬がこけやつれた夫へのアドバイス
ZOE(#)・30~39歳女性
2014/03/03
投稿
夫の健康相談です。
仕事のシフトが変わり、頬がこけ、やつれてしまい心配しております。
本人は体調上は問題ないと言っています。
健康診断の結果も問題なく、体重は減っておりませんが、LDLコレステロールが132、中性脂肪が106と上がりました。
仕事は肉体労働でストレスは多めです。
このような状態が2年ほど続いています。
仕事が2部制のため、睡眠は夜9時~1時の4時間と、朝11時~2時の3時間です。
食事は朝10時、夜7時、間食2時か4時に1回、食事と共にアルコール摂取します。
朝缶ビール350ml、夜缶ビール700ml、またはウイスキーのダブルかワイングラス2杯ほど。
お菓子類も毎日食べます。
料理が得意ではないので、食事バランスが取れていないのかもしれません。
食事管理、必要栄養素、その他どんなことに気をつけたら良いかアドバイスお願いします。

睡眠と安らぎ、たんぱく質の摂取と休酒日を
頬がこけ、やつれたように見えても、体重が変化なく、体調も良く、健康診断の結果も問題なけれは、現在のところは健康上の異常はないと思われます。LDLコレステロールが132、中性脂肪が106と上がっても問題ありません。
これから健康を維持して元気であるためには、栄養と休養が大切です。休養は睡眠が充分にとれることと、気分的に安らぎが得られることで、家庭内の雰囲気が楽しくあることです。
栄養では肉体労働とストレスが多いので、たんぱく質を充分摂るようにします。肉、魚、豆腐、納豆などの大豆食品、ヨーグルト、チーズなどの乳製品があります。このほか、ビタミン、ミネラルが大切で、緑黄色野菜を摂るようにします。アルコール依存症にならないように、休酒日を作るなどの自制ができると良いと考えます。

板倉 弘重 先生
ドクターご活躍の場所 | 医療法人社団エミリオ森口 芝浦スリーワンクリニック 名誉院長 日本動脈硬化学会 名誉会員 日本ポリフェノール学会 理事長 日本栄養・食糧学会 名誉会員 日本臨床栄養学会 理事長 国立健康・栄養研究所臨床栄養部長 ブラジル リオグランデヂス-ルカソリック大学客員教授 |
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ご専門 | 動脈硬化、栄養関係、高脂血症、糖尿病、高血圧など 認定臨床栄養指導医 |
ご経歴 | 東京大学大学院医学研究科博士課程修了後、同大学第三内科入局。 カリフォルニア大学サンフランシスコ心臓血管研究所留学、国立健康・栄養研究所臨床栄養部長、ブラジル リオグランデヂス-ルカソリック大学客員教授。 2000年から2010年まで茨城キリスト教大学生活科学部食物健康科学科教授。 日本臨床栄養学会理事長、日本栄養改善学会理事、日本栄養・食糧学会副会長、日本動脈硬化学会評議員名誉会員、日本病態栄養学会理事、第33回日本動脈硬化学会総会会長などを歴任。 2006年「瑞宝双光章」受賞。 2009年度国際栄養学連合(IUNS)のFellowに認定(栄養学研究分野で顕著な貢献をした世界の研究者10名の1人)。 2010年「動脈硬化疾患の予防と治療に関する栄養学的研究」により日本栄養・食糧学会功労賞を受賞。 芝浦スリーワンクリニック名誉院長 |
所属団体 | 日本内科学会、日本動脈硬化学会 名誉会員、日本ポリフェノール学会 理事長、日本老年医学会、日本肥満学会、日本栄養・食糧学会 名誉会員、日本臨床栄養学会 監事、日本栄養改善学会、日本健康・栄養システム学会 理事長 |
先生からの一言 | 楽しく健康になりましょう。 |
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