左のまぶたのかゆみ
はにわ(#)・40~49歳女性
2012/06/18
投稿
なんらかの物質が皮膚に入った可能性
まぶたは体の中でも一番皮膚が薄く、皮膚のバリアー機能がある一番表面の垢になって落ちていく角層 と呼ばれるところも薄い部位です。
そのため、化学物質の刺激やアレルギー反応が起きやすいところです。
皮膚科では、まぶたが赤くなって、かゆみがあると訴える患者さんを診察する機会は多いです。
体の一部に限って赤くなったり、かゆみが出るのは、皮膚の外側から何らかの物質が皮膚に入って起きる可能性が高いです。
特に、両側でなく片側ですと一層その可能性が強いです。
起きている時だけでなく、寝ている時の枕なども注意が必要です。
化粧品によるアレルギーですと、使っているどこかの皮膚に何らかの症状が出るでしょう。
かゆくなると、ついかいてしまうので、皮膚のバリアー機能が損なわれるため、いつまでも症状が続くことになります。
全身性の病気で起きているとは考えにくいですが、一度皮膚科専門医を受診ください。
ご回答いただいた
市橋正光 先生
ドクターご活躍の場所 | アーツ銀座クリニック 院長 |
---|---|
ご専門 | 皮膚科学(光線過敏症、皮膚がん、色素異常症、美容)、再生医療 |
ご経歴 | 神戸医科大学 卒業 神戸大学大学院医学研究科 修了 ロンドン大学皮膚科学研究所 留学 神戸大学医学部 教授 サンクリニック・サンケア研究所 森之宮医療大学抗加齢研究所長 再生未来クリニック・神戸 院長を経て、現職 |
所属団体 | 日本皮膚科学会、日本研究皮膚科学会、日本色素細胞学会、日本光医学・光生物学会、日本再生医療学会、日本抗加齢医学会、日本レーザー治療学会、NPO幹細胞治療研究機構、見た目のアンチエイジング研究会、細胞再生医療研究会、糖化ストレス研究会、国際医科学研究会、生命機能研究会、白斑研究会、日本コエンザイムQ協会、カシス協会 |
先生からの一言 | 人生を心身ともに健康に生きるには顔の肌のシミやシワなど、見た目の若さが大切です。そのためには太陽紫外線の有害性を知り、皮膚細胞のはたらきを高めることです。アンチエイジングであなたも若返りましょう。 |