
1型糖尿病とペットボトル症候群の違い
mikomiko(#)・40~49歳女性
2011/09/05
投稿
初めて、相談をさせていただきます。
私の中2の甥が4月に1型糖尿病の診断を受けました。
テレビで大学の教授が、「ペットボトル症候群」の話をしているのをみました。
1型の糖尿病と誤診もあるようなので、1型糖尿病との明確な区別などありましたら教えていただきたいです。
甥は小学校で野球をし、いつも市販のスポーツドリンクを飲んでいたようです。
中学ではテニス部に所属し、今年の2月頃にはやせ細り、164cm、40kgまで体重が落ちました。
今は体重もだいぶ戻り、元気に部活に励んでおりますが、1型糖尿病の治療で元気になったということは、やはり1型糖尿病なのでしょうか?
また、「ペットボトル症候群」の疑いが消えないようでしたら、どこで受診したら良いのか教えていただけますと、大変ありがたいです。

おそらく1型糖尿病と思われます
1型糖尿病は膵臓から血糖を下げるインスリンが分泌されなくなるために高血糖となり、一方では脂肪が分解されて、脂肪をエネルギー源として利用するようになるため、脂肪を燃焼させた時にできるケトン体が増えて血液が酸性となります。
これを糖尿病性ケトアシドーシスといいます。
ペットボトル症候群も高血糖となり、ケトアシドーシスとなりますが、この場合はスポーツドリンクや清涼飲料水の中に含まれている砂糖を大量に摂ったために起こってくる病気です。
砂糖を大量に摂っているためにインスリンが不足しますが、インスリンが膵臓から分泌されなくなったためではありません。
インスリンが分泌されないか、インスリン分泌をあらわすC-ペプチドが出てこないか、膵臓に対する自己抗体が検出されれば1型糖尿病と診断されます。
おそらく1型糖尿病と思われます。
スポーツドリンクを飲んでいたことは症状の悪化を引き起こしたと思います。

mikomikoさんからコメントをお寄せいただきました。
この度は、お返事をいただきまして感謝しております。
残念ながら、誤診の希望は消えましたが、今後は病気としっかり向き合い、前向きに人生を歩んでいって欲しいと思います。
家族も気持ちの整理がつきました。
ありがとうございました。
残念ながら、誤診の希望は消えましたが、今後は病気としっかり向き合い、前向きに人生を歩んでいって欲しいと思います。
家族も気持ちの整理がつきました。
ありがとうございました。
ご回答いただいた
板倉弘重 先生
ドクター| ご活躍の場所 | 日本動脈硬化学会 名誉会員 日本ポリフェノール学会 理事長 日本栄養・食糧学会 名誉会員 日本臨床栄養学会 理事長 国立健康・栄養研究所臨床栄養部長 ブラジル リオグランデヂス-ルカソリック大学客員教授 |
|---|---|
| ご専門 | 動脈硬化、栄養関係、高脂血症、糖尿病、高血圧など 認定臨床栄養指導医 |
| ご経歴 | 東京大学大学院医学研究科博士課程修了後、同大学第三内科入局。 カリフォルニア大学サンフランシスコ心臓血管研究所留学、国立健康・栄養研究所臨床栄養部長、ブラジル リオグランデヂス-ルカソリック大学客員教授。 2000年から2010年まで茨城キリスト教大学生活科学部食物健康科学科教授。 日本臨床栄養学会理事長、日本栄養改善学会理事、日本栄養・食糧学会副会長、日本動脈硬化学会評議員名誉会員、日本病態栄養学会理事、第33回日本動脈硬化学会総会会長などを歴任。 2006年「瑞宝双光章」受賞。 2009年度国際栄養学連合(IUNS)のFellowに認定(栄養学研究分野で顕著な貢献をした世界の研究者10名の1人)。 2010年「動脈硬化疾患の予防と治療に関する栄養学的研究」により日本栄養・食糧学会功労賞を受賞。 芝浦スリーワンクリニック名誉院長 |
| 所属団体 | 日本内科学会、日本動脈硬化学会 名誉会員、日本ポリフェノール学会 理事長、日本老年医学会、日本肥満学会、日本栄養・食糧学会 名誉会員、日本臨床栄養学会 監事、日本栄養改善学会、日本健康・栄養システム学会 理事長 |
| 先生からの一言 | 楽しく健康になりましょう。 |





