長く続く蕁麻疹に悩んでいます
kk（#)・75歳～女性
2011/08/08
投稿
身体の柔らかい部分に赤く腫れ上がるような蕁麻疹が出ます。
複数の医師にも相談し治療を受けました。
アレルギー向けの飲み薬（ベタメタゾン d-クロルフェニラミンマレイン酸塩）、副腎皮質ホルモンの入った塗り薬を使用しましたが全く解決になりません。
もう3～4ヵ月も収まらず、夜も眠れないため毎晩睡眠薬使用しております。
持病は、高血圧症、リウマチ、脊椎管狭窄症があり、長年薬を服用しております。
一刻も早く治したいのですが、もはや薬で治るようには思えないのです。
何か良い方法はないでしょうか？
良いサプリメントなど、摂取すべき栄養素があればご教示願います。
以上よろしくお願いします。
大きな病院の皮膚科専門医を受診して
慢性蕁麻疹ですね。これは一般に原因を見つけるのは大変です。
どんな条件の時に蕁麻疹が出るか、運動との関係、食べ物との関係をがあるか否かをはっきりさせることが大切です。
特に果物や小麦粉では全身に膨疹（ぼうしん）、つまり蕁麻疹の時に出る皮膚の変化がありますから、血圧が下がり意識不明や呼吸困難に陥ることがあります。
また、膠原病などで蕁麻疹が出ると跡が残ります。
太陽に当ったために出ることもあります。
kkさんの症状は、そんな重症な、あるいは特殊な状況である可能性が高いようです。
かなり広範囲に蕁麻疹が出ているのでしょう。
ベタメタゾン d-クロルフェニラミンマレイン酸塩は副腎皮質ホルモンが含まれた抗ヒスタミン剤ですから普通はよく効くのですが…。
大きな病院の皮膚科専門医を受診され、できれば原因物質を調べてもらってください。
また、抗ヒスタミン剤は作用のしくみが異なったいろいろなものがあるので、それらから自分に合うものを選ぶことです。
結構眠気を起こしますので車の運転などには十分気をつけてください。
ご回答いただいた
市橋正光 先生
ドクター| ご活躍の場所 | アーツ銀座クリニック 院長 |
|---|---|
| ご専門 | 皮膚科学（光線過敏症、皮膚がん、色素異常症、美容）、再生医療 |
| ご経歴 | 神戸医科大学 卒業 神戸大学大学院医学研究科 修了 ロンドン大学皮膚科学研究所 留学 神戸大学医学部 教授 サンクリニック・サンケア研究所 森之宮医療大学抗加齢研究所長 再生未来クリニック・神戸 院長を経て、現職 |
| 所属団体 | 日本皮膚科学会、日本研究皮膚科学会、日本色素細胞学会、日本光医学・光生物学会、日本再生医療学会、日本抗加齢医学会、日本レーザー治療学会、NPO幹細胞治療研究機構、見た目のアンチエイジング研究会、細胞再生医療研究会、糖化ストレス研究会、国際医科学研究会、生命機能研究会、白斑研究会、日本コエンザイムQ協会、カシス協会 |
| 先生からの一言 | 人生を心身ともに健康に生きるには顔の肌のシミやシワなど、見た目の若さが大切です。そのためには太陽紫外線の有害性を知り、皮膚細胞のはたらきを高めることです。アンチエイジングであなたも若返りましょう。 |
