
子供へのX線検査について
4歳になったばかりの子供が、耳垢が溜まっているため耳鼻科に行ったら、大した説明もなく勝手にレントゲンを撮影されました。
後から聞くと、今回のレントゲンは副鼻腔炎の可能性を確認するためとのことだったそうですが、本当にレントゲンを撮影してまで確認する必要があったのでしょうか。
鼻が詰まったり鼻水が続くという症状はありませんでした。
被曝をしてまで検査するメリットは感じられず、大変不満を持っております。セカンドオピニオンを頂きたいです。
また、半年以内に肺炎等で6回胸部レントゲン撮影をしていたため、なるべくなら不要なレントゲン撮影は避けたかったのですが、こちらの同意を得ることなく撮影が行われてしまいました。
今回撮影されたのは2枚です。
この半年のX線被曝の総量が気になりますが、健康に害を及ぼすほどではないのでしょうか?

今回の検査で異常が起こる可能性は低いです
1回のレントゲンで浴びる放射線量は0.1~0.3mSvとされています。
1年間に人が受ける自然放射線量は2.4mSvです。
X線CTで受ける放射線量は7~20mSvです。
証明はされていませんが人間の健康に影響が出ると言われている最低値は100mSvです。
一度に受けると白血球の減少がみられるのは250mSvです。
つまり目に見える健康被害が起こるのは250mSvくらいと考えられ、今回の検査の結果、何らかの異常が起こる可能性はほとんどないと考えてよいと思います。
症状がなくても副鼻腔炎が起こっている可能性は十分あります。
副鼻腔炎が肺炎を引き起こすことは珍しくありません。
耳垢を取りにいって副鼻腔の検査を行ったということは、副鼻腔炎を疑わせる異常があったのかもしれません。
今回のご質問内容からだけでは、副鼻腔のレントゲン撮影が切実に必要であったかどうか明確な判断は不可能です。
ご了承いただければと思います。
ご回答いただいた
古家英寿 先生
ドクター| ご専門 | 呼吸器内科、一般内科、免疫学、臨床薬理学 日本内科学会認定内科専門医、米国内科専門医会上級会員、日本臨床薬理学会指導医、医学博士 |
|---|---|
| ご経歴 | 山口大学医学部卒業 熊本大学第一内科大学院卒業 |
| 先生からの一言 | 今度からこのサイトで皆さんの御相談にお答えすることになりました。医療に100%はありませんが、皆さんの御役にたてるようにがんばりたいと思います。 |





